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診療科・中央部門のご案内

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

診療スケジュール・担当医

診療内容

耳鼻咽喉科といえば、めまい、難聴の他、中耳炎、副鼻腔炎(ちくのう症)、扁桃炎、声帯ポリープや喉頭癌などの病気が真っ先にあげられますが、その他にも大学病院の性格として、喫煙と最も関連している喉頭癌(タバコとの関連は肺癌の約5倍と言われている)、飲酒と深い関連のある咽頭の癌(中咽頭癌、下咽頭癌など)、さらに入れ歯の慢性的な刺激と関連する舌癌、首のしこりとして頻度の高い甲状腺の癌など(このような耳鼻咽喉科領域の悪性腫瘍をまとめて頭頸部癌と呼んでいる)の悪性腫瘍の診療(抗癌剤や放射線、手術による治療)を行っています。このような頭頸部癌を主体に診療している場合には頭頸部外科と呼ぶ場合もありますので、私どもの診療科は耳鼻咽喉科・頭頸部外科と呼ぶのがわかりやすいと思います。このような病気の患者様に対して、QOLの改善を目的とした高度な医療を目指しています。

専門分野

難聴(レーザーアブミ骨手術や人工内耳・中耳)、中耳炎のレーザー治療、アレルギー性鼻炎や鼻副鼻腔炎の手術、いびきや睡眠時無呼吸、IgA腎症や皮膚の病巣扁桃疾患治療、喉頭癌、咽頭癌、舌癌、上顎癌、甲状腺癌などの頭頸部腫瘍の診断と治療

関連リンク

スタッフ紹介(2016年6月現在)

役職 氏名 専門分野 学会認定
教授 保富宗城 耳科学 頭頸部腫瘍 甲状腺副甲状腺外科 耳鼻咽喉科専門医
頭頸部癌暫定指導医
講師 戸川彰久 耳科学 小児耳鼻咽喉科 甲状腺副甲状腺外科 耳鼻咽喉科専門医
助教 平岡政信 口腔咽頭科学 鼻科学 耳鼻咽喉科専門医
助教 玉川俊次 頭頸部腫瘍 甲状腺副甲状腺外科 耳鼻咽喉科専門医
学内助教・大学院生 武田早織 耳鼻咽喉科頭頸部外科一般
学内助教・大学院生 中嶋宏児 耳鼻咽喉科頭頸部外科一般
学内助教 井上由佳理 耳鼻咽喉科頭頸部外科一般  
学内助教・大学院生 村上大地 耳鼻咽喉科頭頸部外科一般

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診療の特色、得意とする治療

  • 本院では、聴力改善を目的とした鼓室形成術、人工内耳植み込み術、鼻副鼻腔疾患に対する内視鏡下鼻内手術、レーザー手術、いびき症、睡眠時無呼吸症などへの咽頭形成術、聴神経腫瘍、頭蓋底腫瘍に対してのナビゲーション手術。頭頸部癌に対する微小血管手術を用いた形成・再建手術など先進的な治療を行っています。
  • 臨床の特徴としては、オールラウンドな診療、薬剤耐性菌や免疫不全に伴う難治性・反復性中耳炎に対する免疫治療やレーザー鼓膜開窓術、中耳炎、幼児難聴、補聴器、顔面神経麻痺、味覚嗅覚、甲状腺、めまい、腫瘍、形成などの各専門外来による高度な診療を行っています。
  • 当科には日本耳鼻咽喉科学会専門医が6名在籍しており、先に挙げた耳、鼻、のどの疾患、頭頸部癌の患者様の治療に実績があります。

専門外来の紹介

  1. 中耳外来では、小児の中耳炎の中でも主に反復性中耳炎、遷延性中耳炎、乳幼児中耳炎、滲出性中耳炎といった治り難い中耳炎を対象とした診療を行っています。急性中耳炎は幼小児期における代表的な感染症であり、生後3歳までに約70%の小児が少なくとも1回は罹患するとされます。中耳炎の診療においては、中耳すなわち鼓膜の状態を十分に観察することが重要で、内視鏡を用いた鼓膜の詳細な診察をおこない、保護者の方と一緒に確認しながら治療方針を説明しています。また、幼小児期の中耳炎の難治化に対しては、抗菌薬治療のみでなく、鼓膜切開や鼓膜換気チューブの挿入などの外科処置がきわめて重要となります。当外来では、全身麻酔下での安心した鼓膜換気チューブ留置のほかに、炭酸ガスレーザーを用いた鼓膜切開を行なっています。とりわけ、炭酸ガスレーザー(OtoLAMR)による鼓膜切開は、外来で短時間で行う事ができ、傷跡の治癒が良好であることから、鼓膜の再生を考えた鼓膜に優しい新しい外来外科治療といえます。中耳炎外来では、子供たちの中耳炎の難治化の要因を探求するとともに、子供とも一緒に歩める、より良い中耳炎治療を目指しています。
     診察は水曜日午後行っております。担当は保富准教授、玉川助教の2名となります。
  2. 幼児難聴外来では、新生児聴覚スクリーニングや乳幼児健診で難聴を疑われたり、生活の中で難聴が疑われたこどもに対して、検査と治療をおこないます。乳幼児では通常の聴力検査はできませんので、年齢の応じた検査をおこないます。また他覚的検査として聴性脳幹反応(ABR)、聴性定常反応(ASSR) を行います。聴力が確定すれば、必要に応じて補聴器をあわせます(フィッティング)。またこの時期は言語発達に重要な時期なので、ろう学校と協力して言葉 の発達を促す訓練をおこなっています。補聴器でも聞き取りや言語発達が難しい重度難聴のこどもには人工内耳手術をおこない、術後に聞き取りや言語発達訓練 をおこないます。
  3. 補聴器外来では、主に成人や高齢者に対して補聴器のフィッティングを行っていて、装用時のトラブル等にも対処しています。上記の幼児や成人で、補聴器を使っても納得できる結果が得られない場合には、その程度によって後述の人工内耳手術を行うことができます。
  4. 人工内耳外来では、保富教授、戸川講師が担当し、人工内耳をして聞こえるようになるかを調べる検査 や診察をし、人工内耳を行える患者を決定しています。また、実際に人工内耳手術を受けた患者に対して、適切なリハビリが行えるように指導すると共に術後の 管理を行っています。この手術によって、音が再び甦った患者は年々多くなっています。
  5. 頭頸部腫瘍外来では、腫瘍患者が長期間の退院後にその経過をフォローする外来で一ヶ月に一回ほど通院してもらいます。その疾患の特性と長期間におよぶ経過観察が必要であるため、十分な知識と経験をもった頭頸部癌を専門とする医師が担当にあたっています。
  6. いびき無呼吸外来では、最近受診が増加しているいびきや睡眠時無呼吸の精密検査を行っています。いびきや睡眠時無呼吸の患者には、咽頭の詳細な検査を行い、さらに自宅で睡眠中の呼吸状態の検査(終夜睡眠ポリグラフィー、PSG検査)を行っています。この検査により睡眠中の無呼吸が異常に多い場合には、陽圧換気をして無呼吸の出現を予防する機械を付けるCPAP療法や咽頭形成術による治療を行っています。この治療により長年のいびきや睡眠時無呼吸から解放され、大変喜ばれています。
  7. 味覚・嗅覚外来では、味覚や嗅覚に異常を感じる患者様を対象に、味覚検査や嗅覚検査を行っています。味覚検査では、ディスク法や電気味覚検査を行い、嗅覚検査では、オルファクトメーターを用いて行っています。それぞれ、障害程度に応じた治療を選択しています。
  8. めまい外来では、最新のコンピューターを用いためまい検査装置によって、バランスの障害 やめまいの詳細な検査診断を行い、適切な治療を行っています。めまいの患者は耳鼻咽喉科だけではなく、内科、脳外科、眼科、神経科などいろいろな診療科を 受診することが多いですが、最近ではそれらの科からのめまい検査の紹介も増加しています。
  9. 顔面神経麻痺外来では、顔面麻痺の原因およびその程度を電気的な刺激試験などにより詳細に検査し、早急に治療方針(点滴治療か手術的治療にするか)を決定しています。
  10. 甲状腺専門外来では、主に甲状腺の良性腫瘍、甲状腺癌といった腫瘍性疾患を診療しています。超音波検査(エコー検査)、超音波ガイドした穿刺吸引細胞診、CT、PETなどを用いて甲状腺にできた腫瘍を詳しく調べます。手術加療が必要な場合には、入院の上、甲状腺腫瘍の手術を行っています。当科では甲状腺腫瘍の手術を数多く行っており、術後成績も良好です。その他にもバセドウ病、橋本病などの疾患、副甲状腺腫瘍や機能異常に対しても詳しい検査や治療を行っています。

手術件数

主な手術件数は以下の表の通りです。(2014年度)

手術名 件数
耳疾患手術 97件
口腔・咽頭・術 132件
喉頭・気管・食道手術 175件
鼻副鼻腔手術 93件
甲状腺上皮小体手術 57件
唾液腺手術 33件
頸部・その他 (再建手術)手術 87(10)件