2024年7月からRSウイルスワクチン
「アブリスボ」の接種を開始しました!
RSウイルス感染症は、RSウイルスによる呼吸器の感染症です。
感染力が高く、1歳までに50%以上、2歳までにほぼ100%が感染するといわれています。日本では毎年12~14万人の2歳までのお子さんが感染し、25%に入院が必要です。
合併症がなく、元気に正期産で生まれた赤ちゃんも入院することが多い感染症です。
症状は発熱、鼻水、咳、喘鳴(ぜーぜー、ひゅーひゅー)、呼吸困難です。重症化した場合は、酸素吸入や点滴を行うために入院が必要です。合併症として無呼吸、急性脳症があり、後遺症として気管支喘息を発症します。有効な治療薬はなく、酸素投与など対症療法しかありません。
アブリスボはRSウイルス感染症を予防するワクチンです。妊婦さんに接種することで、お母さんの体内で抗体が作られ、胎盤を通じて赤ちゃんに移行します。その抗体によって、生後6か月までのRSウイルスへの感染や重症化を予防することができます。RSウイルス感染症による入院は生後1~2か月に多く、アブリスボはその期間も含めてRSウイルスから赤ちゃんを守る効果が期待されています。
接種対象:
当院で妊婦健診・分娩される方に限ります
妊娠24週から36週の妊婦さん(当院では妊娠30週頃の接種を推奨しています)接種後、2週間以内に分娩となった場合は抗体の移行が十分でない可能性があります
妊娠24週から36週の妊婦さん(当院では妊娠30週頃の接種を推奨しています)接種後、2週間以内に分娩となった場合は抗体の移行が十分でない可能性があります
接種方法:
筋肉注射
副反応:
注射部位の腫れ・赤み・痛み、倦怠感、頭痛、発熱重篤なものは血圧低下、吐き気、湿疹など早産や低出生体重など赤ちゃんへの影響はないといわれています
費 用:
自費診療で29,600円(税込み)
詳細については受診時にお問い合わせください。