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研 究

研究内容


当教室においては、婦人科腫瘍、周産期、生殖内分泌3つの領域それぞれにおいて、日常臨床の現場における疑問点や解決できていない課題に着目し、そこから基礎研究・臨床研究のテーマを見いだして、その研究成果が将来の臨床における新たな診断や治療にフィードバックできるような研究を目指しています。婦人科領域では、卵巣癌の遺伝子解析による腫瘍特性評価や、腫瘍微小環境および局所腫瘍免疫機構の解明と、それらに基づく新規治療法の開発を、産科領域では妊娠高血圧症候群(HDP)・胎児発育不全(FGR)に関する基礎的・臨床的解析と治療法の開発を、それぞれのメインテーマとしています。
基礎研究では、本学の生化学教室などの基礎医学教室に当科の大学院生が専属で所属して共同研究を行っています。その他、国内留学や海外留学先との共同研究を行っています。

主な研究テーマは以下のとおりです。

1)p53アミロイドーシスとしてのp53遺伝子変異卵巣癌の病態メカニズムの解明
2)アミロイドβを標的とした新たな側面からの胎盤形成不全の病態解明
3)胎盤形成におけるミトコンドリア―小胞体相互作用のメカニズムの解明
4)CRISPR/Cas9を用いた卵巣癌の分子病理学的研究
5)ゲノム編集を用いた免疫寛容誘導分子IDOとPDL1を標的とする卵巣癌新規治療開発
6)胎盤形成における小胞体シャペロン・カルレティキュリン/カルネキシンの細胞機構の解明
7)血中腫瘍細胞由来DNAを用いた網羅的遺伝子解析に基づく卵巣癌の新規治療戦略の確立
8)子宮頸癌FFPE組織を用いた16s rRNAマイクロバイオーム解析
9)子宮体癌患者血液ctDNAを用いたMLH1-高メチル化解析法の確立
10)卵巣癌の腫瘍微小環境におけるケモカインの機能解析と腹膜播種の分子機構の解明
11)胎児発育不全、妊娠高血圧症候群における血清分子マーカーの解析および胎盤の免疫組織学的解析
12)妊娠高血圧症候群における酸化ストレス機構の解析
13)早産におけるケモカインシステムの分子病理学的研究

その他、他施設共同での臨床研究を行っています。

ポスターセッション

国際学会発表(Mirano) 国内学会



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