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後期研修

若い力とチーム全員の和で! 最高の産婦人科医療の実現と育成を

ドクターヘリ当教室は1948年に開講し、大阪駅から1時間、関西空港から40分と交通の便の良い和歌山市内に位置しています。当院では教員と学生・研修医との距離は緊密で、毎年70人前後の初期研修医が入るほど国内有数の人気の高さを誇り、院内は若手医師で活気にあふれています。また院内には24時間保育所もあり女性医師支援も整備されています。

産婦人科臨床においては「県内でお産難民、がん難民をつくらない」をモットーとしています。産婦人科はチーム医療が重要視されるため、“チームワーク”や“和”を最も大切にし、教授から専攻医・研修医に至るまで常にコミュニケーションをとりながら、臨床・研究を行っています。

周産期では県内唯一の総合周産期母子医療センターとして、全週数の重症妊産婦の搬送をNICUと連携して24時間全例応需で対応しています。遠方からの搬送依頼に対しては、当科の医師が同乗しドクターヘリによる母体搬送も行っており、“最後の砦”としての使 命感と誇りを持って診療に当たっています。分娩件数は年間600件超で、うち帝王切開が約200例ですが、正常分娩も可能な限り行っています。妊娠高血圧症候群・前置胎盤・早剥など重症症例が非常に豊富で、1年目から多彩な症例経験と多数の帝王切開を術者として 経験できます。4人の母体胎児専門医を中心とした指導医とのマンツーマン体制も確立しています。婦人科腫瘍では和歌山県のがんセンター的役割を果たしており、婦人科腫瘍専門医3人を中心に診療および教育を行っています。年間の浸潤がん症例数は約100例で、広汎子宮全摘や子宮体がん・卵巣がん手術、最新のIMRTであるTomoTherapyを用いた同時化学放射線療法も多く施行しています。良性疾患に対する腹腔鏡手術も多く、手術件数(年間約600例)に対するスタッフの比率が少ないので、若手でもどんどん術者として経験を積むことができ、安全かつ確実な術式をスタッフ全員で共有できるよう指導しています。また臨床のレベルアップには、臨床に直結した研究も行うことが大切で、多忙な臨床業務の中においても常にリサーチマインドを持って科学的に考えながら診療が行える人材の育成を目指しています。大学院生は基礎医学教室や国内外に留学し、研究に没頭できる体制も整備しています。


和歌山県の産婦人科専門研修プログラムによる専攻医募集

和医大「和歌山県立医科大学産婦人科専門研修プログラム」では、当教室が基幹施設となっており、10の連携施設とネットワークを形成します。2018年から運用が開始され、すでに多くの若手医師が参加されています。専攻医の先生の希望も十分踏まえて、基幹と連携を回る複数のコースを用意し(大学院で研究もできるコースや育児支援コースを含む)、自分に最適なコースを選択して研修することが可能です。和歌山という温暖な気候の中で大都会とはひと味違う人間の温かさと、教授から1年目の若手まで隔たりなく気軽に何でも話し合える仲の良さが私たちの教室の特長です。毎月の研修医の歓送迎会、花見・忘年会など楽しくやっております。全国から私たちの仲間になってくれる先生方をお待ちしています。


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