硬膜外無痛分娩中は、ベットの上で自由に動くことが可能です。しかし、下半身に軽く麻酔がかかった状態であるため、自由に歩き回ることは基本的に禁止しています。トイレも看護スタッフが管を使って、ベットの上でお手伝いします。もちろん意識は全く正常で、分娩に対する意欲は十分に保たれています。生まれて来るお子さんには落ち着いて接することができます。
無痛分娩に限らず一般に分娩中は胃腸の動きは弱くなっており8)、硬膜外無痛分娩中でも基本的には食事は控えた方が良いとされています。これは嘔吐による問題を避けるためです。特に、帝王切開となる可能性がある場合には、もし食事をされていると帝王切開の麻酔危険度が高くなるため注意が必要です。点滴により水分は十分補給されており心配はありません。当センターでは、特別な場合を除き、基本的に食事を制限していませんが、控えめにされることをお勧めします。
分娩が終わって数時間もすれば、歩行も可能になります。また、無痛分娩を行った方であっても、通常と同じく授乳は可能です。
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