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整形外科・脊椎ケアセンター

整形外科・脊椎ケアセンターの目的

紀北分院整形外科・脊椎ケアセンターの使命として2つの柱があります。

ひとつ目は地域医療の充実です。
紀北分院のあるかつらぎ町とその周辺地域は少子高齢化の進む日本においても際立った超高齢化社会となっています。超高齢化社会において重要なのは、平均寿命から健康寿命を差し引いた10余年間の、人の手を借りなければ生活できない、いわゆる介護生活期間を如何に短縮させ、自立した生活を送ることができるかということです。

介護に至る原因には脳血管障害や認知症もありますが、骨折・外傷や関節疾患などの整形外科的疾患の占める割合も高いことから、その効果的な治療が重要となります。 紀北分院ではこのような外傷や骨折を契機とした寝たきり防止のために、幅広いケガ・疾病に対して対応が可能であり、極力臥床期間を短縮し、積極的なリハビリや運動療法を行っていただけるような治療計画を立てています。また長期の臥床を回避すべく、積極的に低侵襲な手術治療を導入し、早期に離床して社会復帰できるよう配慮しています。

高齢者の骨折に関しては骨粗鬆症を基盤として発症するものが多いため、その予防として外来レベルでの骨粗鬆症治療の指導にも力を入れています。骨折以外の関節疾患に関しては、変形性膝関節症や変形性股関節症の保存加療から人工関節手術についても積極的に行っております。

2つ目は脊椎脊髄疾患に対する大学機関としての高度医療の提供です。
保存加療においては慢性腰痛に対する特徴的なリハビリプログラムをはじめとした数多くのリハビリプログラムを充実させています(別ページ参照)。腰痛や下肢痛、頚部痛、しびれ等さまざまな痛みに対して超音波を用いた筋膜リリース注射に始まり、神経根ブロックや椎間板ブロック、硬膜外ブロック、星状神経節ブロックなどの各種ブロックによる保存治療、椎間板ヘルニアに対する酵素注入によるヘルニア治療などを行っています。

また骨粗鬆症を基盤として生じる椎体骨折(圧迫骨折)には経皮的椎体形成術(バルーンカイフォプラスティ:BKP)を積極的に行っています(別ページ参照)。本術式は手術時間が30分と短く、出血、侵襲がほとんどない上に疼痛除去効果は劇的であり、寝たきりを回避できると多くの患者さんに喜ばれています。

脊椎内視鏡手術は和歌山県立医科大学で培ってきた技術をそのまま移行し、更に技術的な改良を行っています。腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、頚髄症、頸椎神経根症などの神経除圧手術は脊椎内視鏡手術で治療できます。脊椎内視鏡手術は侵襲が少なく、高齢者は勿論、早期の復帰をめざすスポーツ選手やアスリートにも特に有効な方法です。

そのほか、高齢化社会においては腰曲がりをはじめとした成人脊柱変形(後弯症、側弯症)が多くみられ、日常生活動作の妨げとなっています。背中が曲がって疲れやすい、長時間立って家事ができないということがよく聞かれます。短時間の起立や歩行のみならず呼吸や食事(場合によっては逆流性食道炎という病気になることも)まで制限されることがありますが、このような著しい背骨の変形に対しては、かつては放置されることがほとんどでしたが、医療技術の発達した現在では、手術によって適正なバランスに矯正することが可能となっています。また紀北分院ではこの手術を他人の輸血に頼らず、自己血のみで完結する低侵襲治療を確立しました(別ページ参照)。

そのほか、頚椎人工椎間板手術などの新技術もいち早く取り入れています。脊椎に関してはほぼすべての疾患に対し、低侵襲な治療を提供することが可能となっています。そのほか、背骨に関する事柄については何なりとご相談いただければと思います。

スタッフ紹介(2020年10月1日現在)

役職 氏名 認定資格など
教授
脊椎ケアセンター長
中川 幸洋
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会 脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会指導医
脊椎内視鏡下手術技術認定医(後方2種)
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
日本整形外科スポーツ医学会(代議員)
日本脊髄障害医学会(評議員)
日本低侵襲脊椎外科学会(JASMISS)(幹事)
最少侵襲脊椎治療学会(MIST学会)(評議員)
日本成人脊柱変形学会(評議員)
中部日本整形外科災害外科学会(評議員)
関西Mist研究会(世話人)
SMISS(米国低侵襲脊椎外科学会)会員
SMISS AP(SMISSアジアパシフィック)ファカルティ
ロコモアドバイスドクター
医学博士
日本臨床神経生理学会専門医
講師 延與 良夫
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会 脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会指導医
脊椎内視鏡下手術技術認定(後方2種)
日本整形外科学会スポーツ医
日本整形外科学会 運動器リハビリテーション医
中部日本整形外科災害外科学会(評議員)
医学博士
講師 寺口 真年
日本整形外科学会専門医
日本脊椎脊髄病学会指導医
国際腰椎学会 アクティブメンバー
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本整形外科学会認定リハビリテーション医
日本骨粗鬆症学会認定医
ロコモアドバイスドクター
医学博士
助教 米良 好正
日本整形外科学会専門医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
日本骨粗鬆症学会認定医
助教 北山 啓太
日本整形外科学会 整形外科医

整形外科疾患について

  1. 脊椎疾患について
  2. 関節疾患
  3. 外傷・骨折
  4. スポーツ傷害
  5. 骨粗鬆症
  6. ロコモティブシンドローム・サルコペニア