社会・薬局薬学

研究室紹介

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研究室の概要

顔写真岡 田 浩 教授

社会・薬局薬学研究室では、薬局や薬剤師が社会や地域へどのような貢献が可能であるのかを明らかにする研究を行っています。

具体的には、薬局で薬剤師が行っている健康的な生活習慣への改善支援(ヘルスプロモーション)が血糖値や血圧に与える効果をランダム化比較試験による介入研究で明らかにする研究になります。薬局で薬剤師が行っている、短時間の情報提供であってもHbA1c0.4%, 収縮期血圧で6mmHg程度が改善することを報告しています。

現在の研究分野は、地域の薬局に限らず、地域・社会全体へと広がっています。例えば、行動科学に基づいた患者支援のプログラム開発やデータベースによる疫学研究、薬局での外国人対応等、様々な社会問題に薬剤師が貢献できる可能性について研究しています。

 

研究においてポイントとなる単語・言葉

地域医療、ヘルスプロモーション、健康行動科学、健康情報

 

教育の内容

「地域医療薬学Ⅰ・Ⅱ」では、国内での市販薬の現状や問題点、地域薬局でのヘルスプロモーションの手法について実習を通じて学んでもらいます。また、海外で進む薬局業務の拡大について、薬局での臨床研究の成果や国際薬剤師薬学連合(FIP)のガイド等の内容についても紹介します。

 

研究の内容

社会の高齢化に伴い、地域医療は、従来の急性疾患への対応だけでなく、慢性疾患管理や予防にも取り組むことが求められています。そのため、医療資源が限られる地域社会において、薬剤師に求められる役割も大きく広がってきています。私たちの研究室では、地域で活躍する薬剤師の活動を臨床研究によって明らかにし、エンパワーメントできることを目標に研究と活動を続けています。

過去には以下のような活動を行ってきました

  • 薬局での慢性疾患患者支援についての研究(COMPASSプロジェクト)

  • 海外との薬局薬剤師の職能についての共同調査研究

  • 医療安全や薬剤師プロフェッショナリズム等の教育プログラムの開発と効果の検証

  • 地域医療連携のアウトカム研究

  • 薬局での外国人患者の対応についての研究

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