学生体験実習2006 レポート

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学生体験実習 地域福祉関係施設学生実習2006 レポート

地域福祉関係施設実習を終えた学生の声(1)

今回の実習で一番学んだことは、人を思いやる心です。施設の職員の人たちが一つ一つの作業をするときに、入所者さんの気持ちやそれぞれの体の不自由さなどを考慮して行っていたのを見学したり、手伝わせてもらったりしているときに感じました。体を洗ったり拭いたりするときには、障害のあるところに注意し、新しい怪我がないかも気にしていました。これは将来、医療現場においても通じるものであると感じました。また、人とコミュニケーションをとることの大切さや、難しさも感じました。その人の性格や、体の障害などは、やはり本人と直接会話することによって得られると思うので、これからの授業を通して、コミュニケーション能力も磨いていく必要があると感じました。

地域福祉関係施設実習を終えた学生の声(2)

最初は正直、何を話していいのかだけでなく、話し方も分かりませんでした。しかし、介護士さんが腰を下ろして同じ目線で、ゆっくり、はっきり、大きな声で親しみを込めて話しかけられているのを見習い、高齢者の方とのコミュニケーションの取り方を学びました。徐々にではありますが、話し方を学んでいくことができました。話し方が分かれば、次は話の内容ですが、実家に近い所でしたので、地元の話題で盛り上がることができました。地域の話題を通じて親近感を覚えることは多々あるので、地域密着型医療の重要さを感じました。仲良くなれた方も7、8人おり、実習最終日には別れが寂しかったです。実習で学んだ高齢者の方とのコミュニケーションの取り方は、将来必ず役に立つと考えています。超高齢化社会を迎えようとしている日本の医療において、高齢者の医療はますます重要になりつつあります。コミュニケーションなき医療は医療とは呼べず、どんな方ともコミュニケーションが取れることが必要不可欠だと考えます。


高齢者の方とのコミュニケーションの取り方を学べた点で、今回の実習は大いに意義があったと思います。また、「特別養護老人ホーム」がどんな所かを直に見ることができ、介護の大切さを学ぶこともできました。お忙しい中、御指導してくださった施設長さんはじめ施設職員の方々、主任さんはじめ介護士の皆様に心から御礼申し上げます。

地域福祉関係施設実習を終えた学生の声(3)

私は、今回のような施設に一度も行った事がなかったので、ここで実習させてもらうほとんどすべてが初めてでとても不安でした。でも、介護なんて今まで習ったことも無いし、うまくできなのは当たり前、だから介護がちゃんとできない私にもできることをしっかりがんばればいいんだと思って実習に臨みました。例えば利用者の方の体の辛さは取り除くことは今の私には無理だけど、笑顔で接して少しでも心を和ませることだったらできる、と思って自分なりに明るく接するように努めました。最初は、どういうふうに話しかけていったらよいのかわからずタジタジで、笑顔もたぶん引きつっていたと思います。でも、何日か経つと、だんだん利用者の方の名前や顔を覚えてきて、廊下で出会った時に「○○さん、おはようございます!」と声をかけると利用者の方も私の顔を覚えてくれたみたいで、笑顔で返事をしてくれました。また、お話をしていると、向こうからお孫さんの話や地元の話、若かった頃の自分の話など、たくさんの事をお話してくれました。特に皆さん、お孫さんの話はとっても嬉しそうに話してくれます。デイサービスで雛人形を一緒に作った人に「一緒に作ってもらってありがとうよ。家に飾って大切にするわよー。立派なお医者さんになってよー。」と言っていただいた時はとても感動しました。


また、介護士さんたちを見てきて、オムツ交換や入浴介助などかなり体力を使うし、常に利用者の方々の体調に気をつけて、なおかつ明るく接していてとてもパワフルでした。介護士さんは心も体も強くなくちゃいけないのだなと思いました。 実習から帰って来て、今は普通の学生生活を送っていますが、ふと「4時かー、今頃はもう晩御飯かなあ」とか、実習を思い出します。めったにできない体験をさせていただきありがとうございました。