和歌山県立医科大学 オンライン市民公開講座

令和4年度「最新の医学・医療カンファランス」

 本講座は、一般の方に最新の医学・医療情報等を提供し、教養を深め、健康や治療に役立てていただくことを大きな目的として、開催しています。
 令和4年度は、対面開催に加え、動画配信も行います。新型コロナウイルス感染症の影響で
対面開催が中止の場合、後日、本学YouTubeチャンネルに動画を掲載いたします。

  • 第10回
    開催日:令和5年3月9日(木)

    『いつでもできる臨床瞑想法を用いたリラクセーション』

     マインドフルネスなど、瞑想法を用いた心身の健康法が、いま、世界中で広がっており、
    これまでたくさんの学術論文が発表されています。
    今回、ご紹介するのは、飛騨千光寺住職であり、本学連携教授である大下大圓氏が開発した
    臨床瞑想法のうち、日常生活の中で、誰でも、気軽に行える"ゆるめる瞑想"です。この機会に、瞑想のリラクセーション効果を試してみませんか。

    講師:和歌山県立医科大学 保健看護学部 山本 明弘 教授

    『関節リウマチってどんな病気?』

     最近、朝起きると手がこわばる、指が腫れていて握りにくい、手足の関節が痛い、肩・腕が痛くて寝返りができない、などといった症状の方はいないでしょうか?それは関節リウマチかもしれません。関節リウマチは、昔はよい治療がなく、進行すると手足の変形が進み、車椅子生活、寝たきりになる方もたくさんいました。
    しかし、最近では劇的に治療が進歩し、早く見つけることができれば、普通の人とまったく同じように生活できるまでに回復します。同じように関節や筋肉が痛くなるリウマチ性疾患も含め、専門家の立場から説明させていただきます。

    講師:和歌山県立医科大学 医学部 リウマチ・膠原病科学講座 岩田 慈 准教授

  • 第9回
    開催日:令和5年1月12日(木)

    『放射線を用いる検査と医療被ばくについて』

     診療用放射線を用いる検査にはX線撮影(レントゲン)をはじめ、X線CT検査、骨密度測定、X線透視検査、血管撮影検査、RI検査などいくつもあり、得られる画像情報は日常の診療に重要な役割を果たしています。
    しかし、いくつも検査を受けて放射線の被ばくは大丈夫なのか?これはいったい何の検査なのか?と疑問に思う方もおられるのではないでしょうか。そこで今回は各検査のおおまかな内 容と被ばく量についてお話します。

    講師:和歌山県立医科大学 附属病院 中央放射線部 熊山 義孝 技師長

    『もし、あなたが膵がんと言われたら~最新の診断から治療まで』

     胃がん、大腸がんが減少傾向にある中で、消化器癌のなかで増加している膵がん。
     膵がんが疑われた時の診断、そして、膵がんと診断された場合の手術、抗がん剤治療、放射線治療などの治療について詳しくお話します。

    講師:和歌山県立医科大学 医学部 外科学第2講座 川井 学 教授

  • 第8回
    開催日:令和4年12月8日(木)

    『脂肪肝から肝臓がん ~あなたの肝臓は大丈夫ですか?~』

     肝臓は沈黙の臓器と呼ばれており、知らない間に肝臓の病気が進行することがあります。
     日本人成人の約3分の1が脂肪肝といわれており、近年は脂肪肝が原因の肝臓がんが増えています。今回の講演では脂肪肝をはじめとする生活習慣病と肝臓がんとの関りや、肝臓がんの早期発見法および最新の治療についてお話しします。

    講師:和歌山県立医科大学 附属病院 肝疾患相談支援センター 井田 良幸 センター長

    『医薬品添加剤の話』

     皆さんが手にする錠剤やカプセルには、治療に必要な医薬品が適切な量入っていますが、その他に、日々の服用性や携帯性を向上させ、また、製造性や治療効果を増大させるために、「医薬品添加剤」が入っています。本講座では、医薬品添加剤の種類や役割などについて、簡単に解説します。

    講師:和歌山県立医科大学 薬学部 薬剤学研究室 岩尾 康範 教授

  • 第7回
    開催日:令和4年11月10日(木)

    『感染症の時代 私たちはどう生きるか』

     新型コロナウイルス感染症、サル痘、耐性菌感染症・・・。
     様々な感染症と向き合わざるを得ない現代社会で私たちは何を考え、どのように生活していけばよいのか。詳しく解説します。

    講師:和歌山県立医科大学 医学部 臨床感染制御学講座 小泉 祐介 教授

    『肥満と健康障害』

     肥満の原因、その予防や治療、肥満によって引き起こされる健康障害についてお話しします。

    講師:和歌山県立医科大学 薬学部 薬物治療学研究室 岩倉 浩 教授

  • 第6回
    開催日:令和4年10月13日(木)

    『快適な眠りと寝床内気候~赤ちゃんから高齢者まで~』

     「暑くても寒くても、睡眠は障害されます。年齢により睡眠が変化することも知られています。
     日本人は国際比較でも眠らない国民で、睡眠の悩みを抱える方はどの年代でも多いようです。
     寝具と身体の間の温熱環境である寝床内気候の視点から年齢による睡眠の変化に対応した環境の整え方をお話しし、快適な眠りのヒントになればと思います。

    講師:和歌山県立医科大学 保健看護学部 池田 理恵 教授

    『健康の鍵-ミトコンドリア』

     細胞のエネルギー工場として知られているミトコンドリア。最近の研究で、このミトコンドリアの品質を維持することが、健康を保つうえでとても重要であることがわかってきました。
     今回、様々な病気やくすり等を取り上げ、ミトコンドリアの面白さをご紹介します。

    講師:和歌山県立医科大学 薬学部 薬品作用学研究室 新谷 紀人 教授

  • 第5回
    開催日:令和4年9月8日(木)

    『病と共に生きる~就労を継続するために~』

     「仕事をすること」は人にとって生きがいであり、病になっても治療と仕事を継続することがとても大事なことです。
     「病いと共に生きる」ことと「仕事を継続する」ことについて、一緒に考えてみたいと思います。

    講師:和歌山県立医科大学 保健看護学部 辻 あさみ 教授

    『タンパク質の凝集と認知症との関わり、そして治療薬開発』

     私たちの健康を支えてくれるはずのタンパク質が、異常に凝集・蓄積することにより認知症など多くの病気を引き起こします。
     そもそもタンパク質って何?から始め、タンパク質の凝集がいかにして病気につながるのか、そのような病気に対する治療薬がどのように開発されてきたのか、さらに将来どのような新薬が登場しそうかについて、化学に基礎を置く薬学研究者の立場からお話しします。

    講師:和歌山県立医科大学 薬学部 薬品化学研究室 相馬 洋平 教授

  • 第4回
    開催日:令和4年8月18日(木)

    『がんの転移について』

     がんの治療が難しい理由のひとつが、がんが転移することにあります。今回は、がん細胞が転移するプロセスやメカニズムについて、ご紹介したいと思います。

    講師:和歌山県立医科大学 医学部 病理学講座 江帾 正悟 教授

    『新しい視点からのアレルギー薬を自然界から探す』

     近年、花粉症をはじめとした様々なアレルギー疾患を有する人々が増えており、その症状も複雑化しています。
     現在では多様な作用メカニズムの抗アレルギー薬が認可されていますが、これ1つで全てが解決するというものはなく、複数を組み合わせて用いられるのが主流となっています。
     その選択肢を増やすことができれば、アレルギー治療の幅が広がり、患者さんのQOL(生活の質)向上に貢献できると考え、我々はこれまでにない作用メカニズムの抗アレルギー薬開発に取り組んでいます
     薬用植物など自然界に存在するものを探索のソースとして、抗アレルギー薬開発のタネとなる化合物を見つけるお話をさせて頂きます。

    講師:和歌山県立医科大学 薬学部 生薬・天然物化学研究室 田村 理 教授

  • 第3回
    開催日:令和4年7月14日(木)

    『自殺予防―自殺の現状とその理解とともに― 』

     「自殺」という言葉を聞けば、不可解あるいは触れてはいけない話といった負のイメージを持たれる方が多いかもしれません。
     しかし世界的には自殺が人々の健康を考える上でも身近な問題になってきており、和歌山県も全国的に自殺率が高かった経緯があり、予防に向けた研究、取り組みが積極的に行 われています。
     一般的には、自殺を防ぐことは難しいイメージですが、厚生労働省の自殺対策のための戦略研究から、自殺の多くは防ぐことができるということが証明されました。
     本講演では、自殺の現状と、自殺行動に至るメンタルヘルス含めた諸問題の理解から、自殺を予防するために必要不可欠な事柄についてお話したいと思います。

    講師:和歌山県立医科大学 医学部 神経精神医学講座 紀本 創兵 教授

    『ホタルやクラゲはどうやって光るのか?』

     ホタルやクラゲなどによる発光は、もちろん古くから知られており、日本書紀にも”蛍”が登場します。本格的な生物発光研究が開始されてすでに100年以上にもなりますが、どうやって光っているのか、その仕組みについては実は謎だらけで、私はそのメカニズムの解明に取り組んでいます。
     また最近では、この光を使い、生体内で起こっている現象を明らかにする研究も行われています。
     そこで今回は、この生物発光に関する研究についてご紹介させていただきますので、楽しんでいただければと思います。

    講師:和歌山県立医科大学 薬学部 薬品物理化学研究室 中津 亨 教授

  • 第2回
    開催日:令和4年6月9日(木)

    『あなたの腎臓は大丈夫?生活習慣を見直し腎臓を守ろう!』

    糖尿病、高血圧、肥満など生活習慣病から腎臓が障害され、透析を受けられる方が増加しています。
    腎臓の機能が悪くなっても、自覚症状に乏しく腎機能の悪化に気づくことが難しいため、日々の生活習慣を見直し、ご自分の腎臓を守っていくことが大切となります。

    講師:和歌山県立医科大学 医学部 腎臓内科学講座 荒木 信一 教授

    『がんのしくみとがんの薬を遺伝子から考える 』

    私たちの身体は細胞の中の核にあるDNAに書かれている遺伝情報をもとにつくられます。この遺伝情報の異常はがんを含む様々な病気に関係します。本講演ではがんができるしくみ、がんの薬について、遺伝子と関係づけて紹介させていただきます。

    講師:和歌山県立医科大学 薬学部 生命薬学部門 生物化学研究室 長田 茂宏 教授

  • 第1回
    開催日:令和4年5月12日(木)
    【新型コロナウイルス感染症の影響により対面開催を中止いたしました。】

    『感染予防対策について見直してみませんか?』

    新型コロナウイルス感染症により、感染予防意識が高まる中、感染予防の基本を確認し、手洗い方法や手洗いのタイミングの見直し、消毒方法などについてお話します。

    講師:和歌山県立医科大学 保健看護学部 水田 真由美 教授

    『子どもの肥満と脂肪肝 』

    近年、食生活の変化や運動量の低下を背景に肥満の子どもが増加傾向にあります。肥満の子どもには脂肪肝が高頻度に認められ、脂肪肝によっては肝臓に炎症や線維化も伴い肝硬変に至る場合があります。
    本講演では子どもの肥満と脂肪肝についてこれまでの、その病態や診断・治療法について解説します。

    講師:和歌山県立医科大学 医学部 小児科学講座 徳原 大介 教授