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業務内容

認知症専門医療相談の実施

認知症疾患医療センターでは、認知症に関する専門知識を有する保健師や精神保健福祉士を相談担当として配置し、ご本人やご家族、関係機関からの認知症に関する医療相談を受けています。

基本的には電話相談ですが、院内の相談窓口にて相談を受けていただくことも可能です(その場合は事前に 073-441-0776 までお電話ください)。

認知症専門医療相談では、以下のご相談に対応しています。

  • 物忘れや受診に関するご相談
  • BPSD(認知症による記憶障害や判断力低下等の影響で現れる行動・心理症状)への対処法
  • 認知症の人との関わり方や生活の工夫について

認知症の診断と対応

脳神経外科、脳神経内科、神経精神科の専門医による診察と、相談員による事前面接、臨床心理士による認知機能検査を行います。そして、認知症の鑑別診断と重症度の評価に加えて、生活障害や行動・心理症状、介護状況などを評価し、治療計画のアドバイスを行います。関係機関と情報の共有化を図り、医療・福祉・介護の支援に結び付けていきます。診断後は、かかりつけ医と連携を図り、日常の診療はかかりつけ医が担当することが基本となります。

身体合併症・精神症状への対応

認知症の人の身体合併症及び精神症状の治療については、地域の認知症に係る専門医療機関、一般病院や精神科病院等と連携を図り、地域全体で受け入れる体制をつくっていきます。

研修会の開催

認知症の人や高齢者の支援を行っている方を対象とした研修会や事例検討会を開催しています。

研修会報告へ

認知症疾患医療連携協議会の開催

医療機関、地域包括支援センター、介護施設、行政機関などの多職種で構成された協議会では、医療と介護の連携や課題についての検討を行っています。

情報発信

認知症疾患や認知症ケアについての正しい情報を知って頂くために、パンフレットやホームページを作成しています。

広報活動へ

診断後の相談支援

ご本人やご家族が、認知症(軽度認知障害も含む)診断後であっても、今後の生活や認知症に対する不安を軽減し、引き続き安心した日常生活を過ごせるよう、かかりつけ医や地域包括支援センターや地域の関係機関と連携しながら、相談支援を行っていきます。

地域包括支援センターとの連携

ご本人やご家族から同意が得られた場合、必要に応じて地域包括支援センターへ情報提供を行います。また地域包括支援センターからは認知症患者の情報提供及び相談を受けるなど、医療と介護の連携を強化するための活動を行います。

県内認知症疾患医療センター運営事業の取組に関する評価

当センターは令和4年4月より、基幹型センターの指定を和歌山県より受けました。そのため県内認知症疾患医療センターに対し、運営事業の取組に関する評価を行います。また評価の結果等を踏まえ、県内認知症疾患医療センター運営事業に携わる職員に対して研修を行います。

部門紹介

認知症疾患医療センター事業

当院は和歌山県から指定を受け、平成22年10月より認知症疾患医療センター事業を実施しています。認知症疾患医療センターは、保健医療・介護機関等と連携を図りながら、鑑別診断、急性期医療、専門医療相談等を実施するとともに、保健医療・介護関係者への研修等も行います。また地域において認知症に対して進行予防から地域生活の維持まで、必要となる医療を提供できる機能体制の構築を図ることを目的としており、和歌山県が指定した病院が業務を行うこととなっています。

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