和歌山県立医科大学脳神経外科教室和歌山県立医科大学脳神経外科教室

診療の特色

脊椎疾患

■ 脊髄疾患

 脊髄脊椎疾患の手術症例数は大学病院で全国的にみても多く、2009~2012年に施行した手術件数は、594件で頚椎症・頚椎ヘルニアなどの頚部手術213件、腰椎ヘルニア・腰椎狭窄症などの腰部手術 296件 うち腰椎固定術 22例、脊髄腫瘍・脊髄動静脈奇形などの手術は 27件、椎体形成術11例、二分脊椎2例、頭蓋頚椎移行部が 6件、末梢神経が 9件でした。
脳神経外科定期手術のうち、約半数近くと脊椎脊髄手術が占めます。

 和歌山医大では原則として対面式顕微鏡視下手術にて脊椎手術を行っており、少しでも侵襲の少ない手術を目指しています。大学病院として幾つかの特種機器を用いた外科治療も行っています。それらのひとつにナビゲーションシステムがあり、車のシステムと同じように人間の身体の中でどこにいるのかよくわかる装置です。環軸椎亜脱臼という病気では、スクリュウを背骨に挿入しなくてはなりませんが、ほとんど誤差なくそれを実行でき、神経や血管の安全性を保っています。さらに脊髄腫瘍や小児疾患では頭皮磁気刺激や脊髄、神経根刺激などによる運動神経のモニターを行い、手術の安全性向上に寄与しています。
こういった結果、最近4年間で 600件近くの脊椎手術を行っていますが、手術後、大きな後遺障害が発生した患者さんは皆無です。


 近年、発達の著しい低侵襲手術も積極的に取り入れ、腰椎インスツルメントも最新のシステムを早くから導入し良好な成績を上げています。圧迫骨折に対するハイドロキシアパタイトブロックを用いた椎体形成術は10年以上前から行っており、高齢の方でも早期の除痛、社会復帰ができています。
 

 

PAGE TOP