診療の特色

機能的脳神経外科

■ ジストニア、頚性斜頚などの不随意運動に対する治療

 ジストニア、頚性斜頚とは体を動かす筋緊張の異常によって、手足あるいは首などの体幹部が自分の意思とは別に勝手に動く病気です。筋緊張の異常によるこのような不随意運動を総称してジストニアといい、それが特に首に限局したものを頚性斜頚といいます。字を書くときだけ手がこわばりうまく字が書けない書痙という病気もジストニアの一種です。異常運動が全身に及ぶ全身性ジストニアは先天性(一次性)のものや脳卒中、外傷、脳性まひなどに続発する二次性のものがありますが、治療としては最近、淡蒼球のDBSが有効であるとの報告が多く、当科でも行っています。

頚性斜頚には淡蒼球のDBSが、書痙には視床破壊術が有効な場合があります。

PAGE TOP