保健看護学部は平成18年度に、看護短大から設置形態を変え、4年制になりました。保健看護学部の理念およびカリキュラム等を書いて申請し、現代GPに採択されました。 現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)というのは、現代的な教育ニーズへの取組、社会的要請の強い政策課題に関するもので、私どもは地域活性化への貢献に対して申請しました。タイトルは「地域と連携した健康づくりカリキュラム」です。保健看護学部という名称は全国の国公立大学で初めての名称です。単に看護師さんを育成するのではなく、保健医療福祉分野のすべてをトータルして見ることができる人材を育成します。住民の健康づくり、疾病の予防から診断治療、リハビリまで包括的な保健医療体制に対応できる人材の育成に取り組んでいます。


1年目:早期体験実習

無医村である花園村へ学生、全教員とも宿泊研修しています。

2年目:発達保健実習と家庭訪問演習

ライフステージに応じた実習として家庭訪問実習、また、妊産婦から保育園、幼稚園、小学校、中学校、さらに企業に行き、企業で働いている人の生活、そして高齢者まで見ていきます。

3年目:看護実習

主に附属病院を中心として疾病を持った患者さんの看護実習を行っています。

4年目:保健看護管理実習

それまでの学習、実習をふまえ、統括する意味で保健看護管理実習を行っています。


1年から4年まで連携して行うことによって、
「人々の生活や暮らし方、生活環境を見据える」
「病気の人を診ることで住民とのふれあいを重視する」
「地域で生活する人間を理解する」
ことを実習での大きな習得課題としています。