来賓　知事代理祝辞

この度、公立大学和歌山県立医科大学医学部、保健学部それぞれの取り組みが文部科学省の特色ある大学教育支援プログラム、現代的教育ニーズ取組支援プログラムに採択され、記念フォーラムが開催されますことを心よりお祝い申し上げます。本年4月1日より、公立大学法人としてスタートした記念すべき年、多数の応募の中から採択されましたことは誠に喜ばしいことであります。医学部の取り組みである「「ケアマインド」を併せもった医療人教育－緩和医療とロールプレイを通して－」は、最近の医療を学ぶ一方で患者の心がわかる医療人の育成を図るものとして、また、保健看護学部の取り組みである「地域と連携した健康づくりカリキュラム」は、地域の健康づくりを進める人材を育成するものとして、それぞれ大変重要なテーマであると考えるものです。当大学は県民の強い要望と期待の下に設立され、その使命は社会に貢献できる優秀な医師、看護師を育成し、医学と医療水準の向上に努め、県民の命と健康を守ることにあります。本県では県民の皆様が健康で健やかな毎日が過ごせるよう、いつでも、どこでも等しく、保健と医療とサービスが受けられるように、疾病の予防、診断、治療、リハビリテーションにいたる包括的医療体制を確立するため、和歌山県保健医療計画を作成し推進しているところです。しかしながら、近年の急速な少子高齢化に加え、慢性疾患の増加に伴う本県の保健医療を取り巻く環境も大きく変化しております。県といたしましても、患者の視点に立った医療提供体制の実現へ向け、安全で良質な医療サービスを提供するとともに、救急医療におけるドクターヘリの活用や災害時の移送体制の整備、健康管理体制等について、より一層の充実を図って参ります。このような意味からも、和歌山県の医療の中枢機関である和歌山県立医科大学の使命と役割はまことに大きいものがあり、今後とも優れた医療人の育成を推進していただくことを祈願いたしまして、お祝いの祝辞と致します。


来賓　和歌山県議会議長代理祝辞

私、議会運営委員会の委員長をさせていただいております。本日、記念のフォーラムがこうして開催されますことを県議会の皆も大変喜んでいることは事実であります。そして、大変厳しい中をこうして二つものことが選ばれたことは特筆すべきことだ、と我々は考えております。今日いただいたパンフレットの中にも医療人教育、地域活性化への貢献というようなことが書かれております。我々もそのことを十分に意識したうえで、この大学が、そして病院が和歌山県にはなくてはならない施設であり、勉強の場であることは十分認識しておりますし、今後も皆様方とともに汗を出し、知恵を出し合って頑張っていくことをお約束申し上げ、お祝いのご挨拶と代えさせていただくこととさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。


和歌山県議会運営委員会委員長　新島　雄　氏