現在1年次から4年次まで継続的に行っているケアマインド教育（Soft-mind）教育と基礎医学・臨床医学教育・臨床技能教育（Hard-mind教育）の成果を各年次で行う経験的実習の中で活かしつつ、5年次から行う臨床実習において、実際の患者から医学的情報、精神的・心理的情報、社会的情報を得ることにより、科学的な臨床推論、治療方針の決定を行うとともに、心情的・精神的背景、社会的背景を加味した治療方針の決定が出来る臨床医を育成することを目的とする。
達成目標は、従来の知識偏重型の学生から脱却し、確固たる科学的診断能力とともに豊かな思考力、人間性、高邁な倫理観をもち患者の視点で考えられ、個々の患者にとって最も適切な治療方針を決定できる臨床医を育成することである。具体的には、取り組みにより、患者からの学生評価が改善し、卒業後、研修医としての能力にも改善が見られることを目標とする。