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ヘリ搬送手順(2006年2月現在)確実に 迅速に 安全に

母体ヘリ搬送の場合

  1. 患者発生病院の医師が和歌山県立医科大学周産期部産科(当院産科)に電話して搬送入院を依頼する。
  2. 当院産科医師がドクターヘリ運航指令センターにヘリ出動の可否を確認。
  3. ヘリ出動可能ならば患者発生病院にその旨を伝える。(このときに患者氏名、性別(女性ですね)、生年月日を教えてください。)
  4. 患者発生病院医師は地元管轄消防隊にヘリ搬送することを伝える。
  5. 管轄消防隊は当院ドクターヘリ運航指令センターと連絡を取り合い、ランデブーポイント、出動時間を決定する。
  6. ドクターヘリ運航指令センターから当院産科にGOサインが出る。
  7. 出動。
以上1から7までおよそ7−10分。
4)の消防隊への連絡が行われないと出動が遅れてしまいますので、よろしくお願いします。

※敷地内に利用できるヘリポートがある病院の場合(2017年5月現在 社会保険紀南病院、橋本市民病院、新宮市立医療センターの3病院)
ヘリが直接病院敷地内に着陸できるため、消防隊の協力は不要。よって、上記手順の「管轄消防隊」を「病院の防災センター」に置き換えて考えてください。またこの場合は当院のヘリ搬送用ストレッチャーを患者発生病院内まで運んでいきますので、搬送依頼病院医師は患者様と一緒に病院内でお待ちください。

新生児ヘリ搬送の場合

  1. 患者発生病院の医師が和歌山県立医科大学周産期部NICU(当院NICU)に電話して搬送入院を依頼する。
  2. 当院NICU医師がドクターヘリ運航指令センターにヘリ出動の可否を確認。
  3. ヘリ出動可能ならば患者発生病院にその旨を伝える。(このときに患児氏名(もしくは母親氏名)、性別、生年月日を教えてください。輸液ルートの本数、気管内挿管しているかなども教えていただければ幸いです。)
  4. 患者発生病院医師は地元管轄消防隊にヘリ搬送することを伝える。
  5. 管轄消防隊は当院ドクターヘリ運航指令センターと連絡を取り合い、ランデブーポイント、出動時間を決定する。
  6. ドクターヘリ運航指令センターから当院NICUにGOサインが出る。
  7. 出動。

以上1から7までおよそ7−10分。
4)の消防隊への連絡が行われないと出動が遅れてしまいますので、よろしくお願いします。

※搬送依頼病院医師は「和歌山県立医科大学NICU入院依頼用紙」(PDFファイル)の記入をお願いします。搬送に間に合わなければ後でFAX(073-441-0847:NICU直通)してくだされば結構です。

★ランデブーポイント到着
 搬送依頼病院医師は消防救急車内で患児とともに待機していてください

  1. 当院NICU医師が患児の病状を救急車内に確認しにいく。
  2. その他のヘリスタッフは当院搬送用保育器を救急車内に積み込む。(すなわち救急車内に2台の搬送用保育器が積載できるようにしておいてください。)
  3. 救急車内で患児を当院の搬送用保育器にのせかえる
    (救急車外でのせかえると患児を外気にさらすことになる。)
  4. 患児をのせた保育器を救急車からおろしてヘリ用のストレッチャーに載せる。このとき酸素投与が必要な児の場合は消防救急車の携帯用酸素ボンベを借りて移動する。
  5. ヘリの後部扉から患児をのせた保育器をヘリに積み込む。このとき気管内挿管していてバギングが必要な児の場合は、患者発生病院医師が一時的にバギングを交代して行い、当院NICU医師はその間にヘリ内に搭乗し、バギングの連携プレーを 行いながら保育器積載を完了する。
    (ヘリの後部扉から保育器を積み込み、当院NICU医師はヘリ内部から患児を受け取る。)
  6. 酸素ボンベを消防隊に返却してヘリ離陸.

※敷地内に利用できるヘリポートがある病院の場合(2017年5月現在 社会保険紀南病院、橋本市民病院、新宮市立医療センターの3病院)
ヘリが直接病院敷地内に着陸できるため、消防隊の協力は不要。よって、上記手順の「管轄消防隊」を「病院の防災センター」に置き換えて考えてください。またこの場合は当院のヘリ搬送用保育器(ストレッチャー)を患者発生病院内まで運んでいきますので、搬送依頼病院医師は患児と一緒に病院内でお待ちください

和歌山県立医科大学

総合周産期母子医療センター

NICU和歌山県立医科大学 総合周産期母子医療センター

〒641-8509
和歌山市紀三井寺811-1
TEL 073-447-2300(代表)