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Derma Dream

 2015年5月29日から三日間、横浜において第114回日本皮膚科学会総会学術大会を主催することになりました。多くの学会のように、学会の主張を掲げてプログラムをくみます。前年の第113回は、皮膚科の職人魂という、極めて印象深いものでした。私は、会頭に選出され時点で、学会のテーマを迷うことなく、Derma Dream「皮膚科の夢」と即決いたしました。5つの文字を並べ替えるとdreamにもなりdermaにもなります。実はこのテーマは和歌山県立医科大学皮膚科のテーマで、和歌山労災病院皮膚科部長の中村先生が10年以上前に考案してくれたものです。 和歌山県医師会、和歌山医大、和医大皮膚科はそれぞれUnionの規模、強さ、絆はそれぞれ異なり、そこに伝統、独自性や団結が生じます。すなわち、同科・同門ということは、ある共通のDNA(伝統、科学性)をもつ集団と解釈されます。「受け継がれ進化するDNA」をモチーフとした「シ ンプルで清潔感のあるカチッと結束した感じ」のロゴがここに印刷されたものです。DERMAとDREAMを異なる配色(正統ブラック&爽やかグリー ン)で並列してDNAの二本鎖(Double strand)に見立て、二つのDを斜めに重ねて融合することで二重らせん(Double helix)がイメージされています。互いに相補的に対をなすEとR、MとAは塩基配列を表現し、MはMedical(臨床)、Aは Academic(研究)、EはEducational(教育)、RはRegional(地域)の象徴と捉えると、すべてDすなわち Dermatology(皮膚科学)とDream(夢)へとつながります。 

dermadream  

 教育、臨床、地域医療、研究において、患者、学生、医師、医療関係者、地域住民・国民ひいては世界中すべての人にとって最も大切な事はdreamを持ち実現に向かって努力する事です。医療人の夢は、サイエンスを絆にして、心身ともに長寿、健康、笑顔を共有することです。

古川福実教授

皮膚科教授:古川 福実

略 歴

皮膚科(和医大70年誌より)

Derma Dream

第114回 日本皮膚科学会総会
学術大会開催にあたって

和歌山県皮膚ガン
無料相談の歴史

自己炎症症候群との出会い

私はなぜ現在の科を選んだか

The art of medicine
-若き心と腕に期待して

皮膚科学は難しくない

研究のススメ

濱島語録

山田瑞穗
浜松医大皮膚科初代教授、元副学長
随筆、左右(とにかく)なんとか過ごしてはきたを掲載しました。

 
 
 
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