![]() 医療人を志すものとして知識技能を習得のみならず、病める人の視点に考えられる人間形成を目的としています。また、行政・司法を含めた社会制度について知ることにより、個々の患者への社会的背景、支援の状況についての理解を深めます。本講義は、医学部・保健看護学部の共通講義として行い、立場の異なる医療人を目指すものとして相互理解を深めます。 |
![]() 患者または家族の会による体験談を聞いてのグループワーキングと発表を行います。ひとつのテーマについて、第一週目で患者さんもしくは患者さんの家族のお話を聞き、第二週目で医学部・保健看護学部合同でグループ分けをし、討論を行います。第三週目では前回のグル―プでの討論をまとめて発表します。 |
![]() 医学部・保健看護学部1年生 |
ケアマインド教育では、様々なテーマで患者やご家族のお話を聞き、討論、発表をします。
平成22年度『ケアマインド教育』の中から、ある日の講義の様子をご紹介します。

- 講義日時 :
- 10月27日(火)3限

和歌山県難病の子ども家族会・副会長である山本智敏さんに御講演いただきました。山本さんは難病のひとつである"アンジェルマン症候群"の家族会「エンジェルの会」の副会長として活動されています。
アンジェルマン症候群は、重度の発達遅滞、てんかん発作、側彎、容易に惹起される笑い発作、失調性歩行、睡眠障害などを呈する疾患です。ご講演では、お子さんが難病であると告知された時の親としての気持ちや、『和歌山県難病の子ども家族会』、「エンジェルの会」での活動内容などについてお話いただきました。またお子さんとのご旅行のエピソードや、ご兄弟の関わりなど
についてもお話くださいました。
- 講義日時 :
- 11月2日(火)3限
アンジェルマン症候群の子どもを持つご家族の講演を聞いて、医学部・保健看護学部合同でグループワーキングを行いました。



- 講義日時 :
- 11月9日(火)3限
前回に行ったグループワーキングの内容を取りまとめ、グループ毎に発表を行いました。



