William Harvey's "DE MOTU CORDIS" in original latin


前書き

  1628年の初版本です。これほどの重要テキストであるのに、ラテン語の原テキストを入手するのは少なくとも現在の日本では困難なので、蛮勇をふるってHTML文書化することにしました。
  この初版本は誤植が多いと言われています。Harvey本人が誤植の多さに怒って正誤表をつけさせたという話が残っています。確かに、脱字とか括弧の不整合とか、色々あります。
  そういうテキストですが、なにしろ原典ですから、できるかぎりそのまま再現します。もっとも、ラテン語力のほとんどない私が手作業で入力しているので、その分だけ余計に問題の多いテキストになると思いますが、努力します。おかしなところや改善のアイディアなど、お知らせいただければ幸いです。
  有名な二枚の画像については、和歌山県立医科大学(心理学)の佐方助教授にご協力いただきました。この画像は初版本では巻末にありますが、便宜上該当箇所(第13章の末尾)に挿入しました。
  このHTML文書は私が平成8年度から10年度にかけて交付を受けた科学研究費補助金による研究成果の一部です。
  (1999/03/16第一版作成)(1999/12/02章分け改訂)

HTML文書化に際する校訂上の注記

  原典における改行を再現すると非常な行数を必要とすることになるので、章題などをのぞく本文については、原典の改行は再現しません。ただし、本文において一つの単語が2ページにまたがるときには、原典と同様にハイフンを用います。
  原典では節によって異なる大きさの活字が用いてありますが、これは再現しません。
  原典のイタリックは再現します。
  原典ではドイツ語のエスツェットにあたる活字が用いられている箇所がありますが、これはssとします。
  原典ではフランス語のアクサンにあたる活字類が多数用いてありますが、これは再現しません。
  <  >で囲まれているのは竹山による挿入です。主として、活字の判別が難しい箇所です。



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