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医学部

教育目標

医学部教育においては、幅広い教養、豊かな思考力と創造性を滋養し、豊かな人間性と高邁な倫理観に富む資質の高い人材、高度で専門的かつ総合的な医 学的能力を身につけた人材、コミュニケーション能力及びリーダーシップを備えた協調性の高い人材、地域医療及び健康福祉の向上に寄与するとともに、国際的 にも活躍できる人材を育成することを目標とする。

カリキュラムの概要

和歌山県立医科大学医学部は、知識に偏重した従来型の教育を脱却し、知識・技能・態度(倫理観)を総合的に育成できる教育を目指して成果基盤型教育を行っています。また、構造・機能、臓器別の横断的・総合的なカリキュラムを導入し、1~4年次にも患者に接する機会を増やすなど国際基準に適合し、臨床・研究能力の高い医師の育成が出来るように平成18年度にカリキュラム改革を行いました。

改革の骨子は、1年次にはリベラルアーツ(教養教育)が中心となります。具体的には、医学部への準備教育や自然科学、社会人としての教養、医師としての倫理を学ぶ期間です。また、2年次、3年次には臨床の基礎となる基礎医学の領域を中心として学ぶとともに、約2ヶ月間の基礎配属において研究に親しむ期間を設けております。3年次の後半から4年次には臨床医学の基礎的な内容を学び、共用試験に合格した学生はStudent Doctorとして臨床実習を開始します。臨床実習ではより診療参加型実習を行うとともに、臨床実習の評価、卒業時OSCEを行います。

また、患者の方々の心の痛みにも目を向け、社会的な支援システムなども理解し、地域医療にも早期から慣れ親しむためのケアマインド、地域医療マインド育成にも力を入れており、1年次より早期臨床体験実習や地域福祉施設体験実習を行い、2年次には保育園実習・障害者福祉施設実習、5年次には医療問題ロールプレイや緩和ケア病棟実習などを行っています。さらに、臨床技能をシミュレーターを用いて磨き、より実践的な技能を身に付けられるよう臨床技能研修センターも併設しています。

平成25年度からは、大学院博士課程の一部を履修できる「大学院準備課程」を開始しました。これにより、医学部在学中に研究の基礎を学ぶことができるほか、大学院履修期間の短縮も可能となります。 

これらの取り組みを通じて、本学では総合的・専門的な基礎・臨床能力を高めるとともに医師としての倫理観、人間性の涵養を図り、地域医療に貢献し、国際的にも活躍できる全人的医学教育を目指しています。

カリキュラム

授業科目

教養教育

教養教育科目の授業は、1~2年前期にかけて行われます。人としての幅広い見識と、専門医学への準備としての基礎知識を身につけることを目的としています。

また、入学後早い時期に医療の現場を体験する「Early Exposure 早期臨床体験実習」を実施し、医学及び医療に対する関心を高め、これからの医学を学ぶにあたっての問題意識を深めるカリキュラムがあります。。

基礎医学

実習風景

基礎医学科目の授業は2~3年にかけて行われます。「基礎医学」は医学の原点であり、臨床医学と表裏一体をなすものです。肉眼解剖から遺伝子レベルに至る人体の構造と機能を学び、さらに病気の病態、病因、薬物の作用、および社会と疾病の関わりについても学びます。

また、最後の2ヶ月間は各講座に少人数で配属され、自分の興味のあるテーマを選び、基礎医学の研究室で実際の研究に触れる機会があります。

臨床医学

臨床医学科目は4年から始まり、病気の診断、治療、予防について学びます。臨床実習は5~6年前期にかけて、少人数に分かれて行われます。

医療の現場を体験しながら、良き医師としての態度や知識・技術を身につける場であり、教科書からは得がたいものを自ら学びとります。講義には、臓器別に疾患をとらえた系統的講義と各科の特徴をふまえた講義があり、臨床医学を総合的に理解するための工夫が凝らされています。