海外基礎配属留学体験談
医学部3年 橋本真結
私は7月の中旬から11月の初旬までの約3ヶ月、分子遺伝学講座の井上先生のもとから、ペンシルペニア大学のWenchao Song先生の研究室に留学させていただきました。こちらの研究室は、補体について研究されており、Student Internとして、研究に参加させていただきました。
留学中は、1人に1つのプロジェクトと、一緒に留学した学生と共同のプロジェクトを並行して研究しました。初めは、英語力に自信がなかったり、何が分からないのかがそもそも分からなかったりという状況で、必死で余裕なく研究していました。自分のプロジェクトを進めるために、Lab memberに何度も質問し、手技を学び、学んだことを自力で実践し、自分なりに研究に向き合いました。このサイクルを繰り返すうち、実験結果から次に何をするのか、なぜその結果が出たのかを考える余裕ができ、研究に面白さや楽しさを感じるようになりました。
週に1度のLab meetingでの発表も大きな学びとなりました。まず、スライドの準備に苦労しました。限られた時間で何を共有し、話し合いたいのか、実験結果をどう見せるとわかりやすく効果的なのかなど、様々な狙いを持ってスライドを作るのは非常に難しかったです。アドバイスをいただき、スライドを改良するうちに、少しずつ上達しました。また、英語での発表も苦労しましたが、間違えても恐れずに話し続けることで、英語で自分の言葉を伝えようとする姿勢が身につきました。帰るころには、スライドの作成が上達し、英語での発表のハードルも低くなり、成長を感じられる場となりました。
留学中はLab memberだけでなく、現地で活躍する日本人の先生方と交流する機会がありました。Lab memberは様々な国から集まっていたため、文化や考え方の違いを何度も感じられる機会がありました。また、実際にアメリカで活躍されている先生方からアメリカでの研究、生活などをお聞きし、強く刺激を受けました。実際に海外で活躍されている先生方のことを以前は遠い存在だと感じていましたが、直接話を伺って、海外で働くことを身近に感じるようになりました。
この留学で、研究の楽しさや面白さに加えて、英語でコミュニケーションをとる姿勢や、様々な文化的背景をもつ人と活動する経験、慣れない土地で生活する体験など、留学しなければ得られなかった多くの学びを得て、大きく成長することができました。また、得られた学びや経験から、これまでの自分の考え方や視野の狭さに気づき、今の自分や将来について見つめ直すきっかけとなりました。留学自体は終わりましたが、この経験をこれからも活かせるように、積極的に学び、活動していきたいです。
最後になりましたが、留学の機会をくださり、ご指導いただきました井上先生、手技を教えてくださった片山先生、馬場先生、辻本先生、受け入れてくださったWenchao先生、研究だけでなく、生活面でもサポートしていただいた三輪先生、Lab memberの皆さん、国際交流センターの林さんをはじめ、関わってくださった全ての方々に深く感謝申しあげます。