シンシナティ大学 基礎配属留学体験談
和歌山県立医科大学医学部医学科 病理学講座 小山祐佳
私は2023年7月末から11月中旬までの約3か月間、アメリカ・シンシナティ大学の佐々木ラボにて、海外基礎配属を経験しました。この期間を通じて、研究に必要な知識や技術だけでなく、研究に向き合う姿勢についても多角的に学ぶことができました。また、現地での生活を通じて、多くの貴重な出会いや経験を得ることができました。
渡航前には、ビザの取得や英語論文の読み方など、準備すべきことが多くありましたが、江幡教授をはじめ病理学講座の先生方、そして国際交流センターの林さんに多大なご支援をいただき、無事に渡航することができました。
実験技術に関しては、研究初心者であった私に対し、メンターやラボのメンバーの皆さんが一つひとつ丁寧に指導してくださいました。日々の実験を通して、基本操作だけでなく、トラブルシューティングの方法や結果の再現性を重視する大切さを学びました。また、実験計画の立案や進捗管理にも取り組み、効率的かつ精度の高い研究の進め方についても理解を深めることができました。特に印象に残っているのは、定期的に行われるラボミーティングです。自分の実験結果を英語でプレゼンテーションする中で、資料の構成や伝え方について多くのフィードバックをいただき、プレゼンスキルの向上に繋がりました。また、他のメンバーの発表を通じて、研究を多角的に捉える視点や、柔軟に自分の考えを修正する力の重要性を実感しました。
中でも心に残っているのは、ラボの先輩方が示してくださった「研究に対する誠実さ」と「協働の精神」です。ラボ全体に根付くこれらの姿勢から、データの解釈や課題解決に向けた丁寧な取り組みの大切さを学びました。これらの経験は、今後どのような研究環境においても大きな財産となると感じています。
生活面では、Airbnbで見つけた家に滞在しました。ホストの方は非常に親切で、シンシナティの街について多くのことを教えてくださいました。現地では、指導者の先生方や大学院生との交流など、今回の機会がなければ出会うことのなかった多くの方々と貴重なつながりを築くことができました。
今回の留学で得た知識と経験を今後に活かし、より一層学びを深め、成長していきたいと思います。改めて、この基礎配属に携わってくださった病理学講座の先生方、シンシナティ大学の皆様、国際交流センターの林さん、そして留学中に出会ったすべての皆様に心より感謝申し上げます。