海外基礎配属についての報告

和歌山県立医科大学 3 年 井邊公章

私はこの夏、海外基礎配属というプログラムを利用してカナダにある University of Toronto に 50 日間ほど留学してきました。留学先では Parkinson’s 病にかかわる α-synuclein というタンパク質について University of Toronto のラボの方たちと一緒に勉強させていただ きました。私は特に Filsy(写真)というインド人の女性研究員に基本的な実験手技を教え てもらいながら、彼女の実験のサポートをしていました。恥ずかしながら私は英語があま り得意ではなく、相手の言っていることがあまり理解できなかったのですが、彼女にさま ざまなこと教えてもらいながら話をするうちに、彼女の言っていることがだんだんと理解 できるようになって、少しではありますが自分の思いも表現できるようになりました。最終的には実験もある程度任せてもらえるようになり、信頼関係も構築することができたと 思います。
私はせっかく行くのであればカナダの家庭の文化についても学ぼうと思い、滞在先はホ ームステイを選びました。どんなファミリーだろうと行く前は期待を胸に想像を膨らませ ていましたが、残念ながらホストファミリーとはほとんど交流がありませんでした(そう いうタイプのホストファミリーでした) 。その代わり、他に韓国人とスペイン人のルーム メイトがいて、2 人とは夕食のときによく話をしました。ホストファミリーとはあまり仲 良くなることはできませんでしたが、ルームメイトの 2 人とは交流を深めることができ、 ともに生活することで彼らの国の文化の一端に触れることができました。
実は,私は今回留学するまでは海外に行ったことすらなく、正直なところ留学するかど うかに迷いがありました。海外に行って、果たして時間やお金をかけるだけの価値はある のだろうか—―今回留学してみて私の思った答えは Yes です。帰ってきた後には夏休みをか けてまで行った甲斐があったと心から思えました。Toronto は魅力あふれる町で、いろんな 国の人がいて、経験することすべてが刺激的でした。この留学は、これからの私の人生に とって大きな転換期になったと思います。

海外基礎配属体験写真

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