チャールズ⼤学臨床実習留学体験記

  廣橋尚依

 私はチェコのチャールズ⼤学で臨床実習留学をさせていただきました。⼤学3年次にシンガポールで基礎配属留学をして成⻑できたと感じたため、臨床実習も海外で経験したいと思い今回志望しました。ヨーロッパは周囲の環境や⽂化がアジア圏とは⼤きく異なり、⽇々新鮮に感じることが多い刺激的な留学となりました。
     チャールズ⼤学には、現地のチェコ⼈学⽣が通うクラスと、海外の留学⽣が通うインターナショナルクラスがあります。インターナショナルクラスでは授業も実習も全て英語で⾏われており、私たちはこのクラスに所属しました。様々な国から来た学⽣と関わる中で英語⼒もブラッシュアップされました。この点は私がチャールズ⼤学を志望した理由の⼀つでした。医学英語を事前に予習して臨んだことで、実習内容の理解もかなり深められたと思います。
     実習は整形外科、精神科、⽪膚科の3科で参加しました。整形外科では、シミュレーターを使った実習が多く、ほぼ毎⽇⼿を動かして実践的に学ぶことができました。特に関節鏡の実習では、シミュレーターで練習した後、実際の⼿術で操作の⼀部を体験させていただきました。もちろん⼤変緊張しましたが、関節鏡⼿術の実際の⼿の感覚を実感でき貴重な経験となりました。
    精神科では、最初に⼀つの疾患について講義を受けた後、実際にその患者さんに学⽣たちが⾃由にインタビューするという形式の実習でした。患者さんたちは多くの学⽣たちに囲まれて質問を受けながら、⾃分の思いや考えを丁寧に答えてくれました。薬物依存者や児童精神患者など⽇本では関わることが難しい患者さんの話も聞くことができ、苦しみながらも疾患と向き合い治療に臨む姿が印象的でした。患者さんにとって負担のかかる実習内容のように感じましたが、「久しぶりに新しい⼈たちと話せて楽しかった」「⾃分の考えを⼝にできて⼼が整理できた」などと話す⽅も多く、お互いに実りのある実習だったと思います。
     ⽪膚科では、講義と外来⾒学が主な実習内容でした。外来はチェコ語で⾏われていたため理解が難しい部分もありましたが、⽇本と⽐べて疾患の構成がかなり異なり、⽇本では珍しい⽪膚症状も多く⾒ることができ勉強になりました。⽪膚科ではペアを組んで実習を⾏なっており、私はスペイン⼈学⽣とペアで、別のドイツ⼈学⽣ペアと4⼈で⾏動することが多くありました。次第にとても親しくなり、私の実習最終⽇には4⼈でプラハの中⼼地まで⾏って⾷事し、その後旧市街広場を散策しました。忘れられない楽しい⼀⽇になりました。(写真)
    現地のバディさん⽅には、留学期間を通じてお世話になりました。⼤学内の案内から寮の⼿続など全て⼿伝ってくださいました。⽣活上の何を聞いても親切に対応してくれるとても⼼強い存在でした。⼤学を離れて、実習のない休⽇には、チェコ観光にあちこち連れて⾏ってくださいました。今年はそのバディさん⽅が和歌⼭県⽴医科⼤学に留学にいらっしゃるので、彼らのように私たちもサポートしたいと思います。
    最後に、このような貴重な留学の機会を下さった川井先⽣、終始サポートしてくださった国際交流センターの林さん、チャールズ⼤学のGladysさん、その他関わってくださった皆様に深く感謝申し上げます。今回の留学で受けた多くの学びを、これから活かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

            

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