海外基礎配属体験談

3年 須藤大喜


 私は海外基礎配属という制度でシンガポールにあるNanyang Technological University(以下:NTU)に71日間留学しました。私の場合では、留学までの流れはまず免疫学教室に伺い免疫学教室教授の改正先生、医学部教養・教育大講座教授の茂里先生が留学について話し合ってくださり、派遣先の大学教授のProf. Cheng GeeとZoomで面談、留学準備、夏休みに免疫学教室でウェスタンブロットの基本的な手技を学ばせて頂いてから夏休み終わりに出発しました。
 NTUのCheng Gee先生のラボでは主に乳がん細胞を用いた研究に参加しました。Ph.D.のRynaさんが実験について丁寧に説明してくださり、最初の2~3週間は見学や実験のサポートをしながら実験の流れや構造について理解して、その後は1人で細胞の培養やウェスタンブロットをさせて頂けるようになるなど信頼関係を築くことができたと感じています。実験以外では、教授やPh.D.のセミナーで学びを深め、ハッピーアワーで他のラボの方々と話して意見を交換する機会などがあって、毎日の大学生活が充実していました。
 周囲の人々や環境にも恵まれたと感じています。私の英語は拙かったのですが、言うことを皆が理解しようとしてくれたり、わかりやすい英語で言い換えてくれたり、昼食を一緒に食べてくれたり…挙げるとキリが無いほど皆が常に私のことを気にかけてくださって、本当に多くの方々に助けて頂いて成り立った留学だったと感じ、私の留学に携わってくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。また、シンガポールは多国籍国家なのでリトルインディアやチャイナタウンなど文化が色濃く出るような地域が数多く存在すること、ラボの人やその友達と接するときにも様々な国の文化に触れることができ、新鮮な刺激を数え切れないほど受けることが出来ました。シンガポールは治安がとても良く公共交通機関も発達しているし、多民族国家である分、他の国から来た私のような人も受け入れられていると度々実感して居心地がよかったです。一方で法律は厳しく、バスや電車の中では水でさえも飲んではいけないことや、Student Passという学生ビザのようなものも取得まで非常に時間がかかり、シンガポールに留学したいと考えている人は注意が必要です。
 私はこの留学が初めての海外だったので様々な不安がありましたが、留学したいという気持ちを尊重してくださった教授の茂里先生、改正先生、留学前に基本的な手技を教えてくださった佐々木先生を初めとする免疫学教室の先生方、留学を受け入れてくださったNTU教授のCheng Gee先生、留学の手続きを一緒にしてくださった国際交流センターの林さん、留学受け入れの準備やシンガポール到着後も常にお世話になったRynaさんに心よりお礼申し上げます。このような貴重な経験を活かせるように今後も勉学に励みます。本当にありがとうございました。

左図 Cheng GeeラボがあったSBS        右図 マーライオンとマリーナベイサンズ

 NTU2  NTU1 

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