マヒドン大学公衆衛生学部国際交流プログラムに参加して

保健看護学部3年 草野美由紀

はじめに

 今回私は、タイのマヒドン大学での国際交流プログラムに参加した。3月15日〜3月26日の12日間のプログラムで、日本の他にインドネシア、中国、ベトナムから計30人もの学生が参加していた。参加者は学生であることは共通であるが、年齢や専攻は様々だった。プログラムの主な内容は、タイの寺院や公衆衛生に関する施設を訪れたり、講義を受けたりして、その上で自分の国との共通点や相違点を考え、共有することであった。

タイ生活

 プログラム中は寮生活を送った。生活スタイルが異なる人と問題なく生活できるように、協力したり話し合ったりした。同じ部屋にムスリムの学生がいて、3月はちょうどイスラームのラマダンという断食の時期のため日の出から日の入まで飲食をしなかった。30℃以上のタイで日中に水さえも口にしないという過酷な条件でも行うほど信仰心が強く、宗教が生活に変化をもたらすことが少ない日本との違いを感じた。また、日本以外の文化にも敬意を払い、その人の思いを大切にすることが大切であると学んだ。さらに、日本円で100円ほどで1食を食べることができるほど物価が安く、驚いた。しかし、衛生管理や公共交通機関が時間通りなど、日本の良さを改めて実感することもあった。街中ではタイ語があふれる中、英語でのコミュニケーションを試みたが、英語が分からなくてもどうにか伝えようとしてくれたり、簡単な日本語を話してくれたり、タイの人々の明るさや優しさを感じることができた。

公衆衛生プログラム

 タイの保険制度や健康問題についての講義や施設見学からタイの保険制度や健康問題を学んだ。日本と同じく、生活習慣病や高齢化の問題を抱えており、その対策として電子タバコの禁止や介護施策の充実化など迅速な対策が取られている。しかし、タイではUCSという多くは無料で医療を受けられる医療制度をとっており、国民皆保険や3割負担の日本とは異なっていた。日本との相違点をみつけることで、日本の制度の長所や課題点を考えやすくなり、より理解を深められると感じた。また、自分の知識で不足している部分についても自覚でき、主体的に調べる、学ぶ、そして復習をすることの動機づけにもなった。

国際交流を通して

 今回私は初めての海外だったが、本当に多くのことを学び、他の学生からとても刺激をもらった。多くのメンバーは自分の国のシステムについて理解しており、講義や質問、見学で得た知識を自分の持つ知識と結びつけて考えていた。「学びたい」という気持ちを持って取り組むことが大切であると学んだ。また、私は英語力がまだまだ未熟で、伝えたいことが伝わらないこともあった。しかし、そこで失敗を恐れて英語でのコミュニケーションをとろうとしなかったり、翻訳機に頼ったりするのではなく、諦めずに身振り手振りを用いたり、簡単な単語に言い替えたりして、お互いに分かろうとする姿勢をもつことが大切だと学んだ。

最後に

 このような貴重な機会を与えてくださった大学、渡航準備から、帰国に至るまでのさまざまことをサポートしてくださった全ての方々に感謝する。今回の国際交流で学んだことをこれからの学習や実習に活かしていきたいと思う。

このページの先頭に戻る