公立大学法人和歌山県立医科大学

プラグマティズム的臨床医育成プログラム

ハードマインドとソフトマインドの融合による患者評価に立脚した「実践的臨床医」育成プログラム

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公立大学法人 和歌山県立医科大学 医学部
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プロジェクト報告

プロジェクト報告

わりんぎ和歌山臨床技能クラブ

スキルスラボでは平成22年度に1年生から4年生までを対象にシミュレーターを用いた臨床技能教育を行うサークルを開設しました。


平成22年度の開講内容

平成22年度は以下のような内容で開催しました。

  • 開講時間 : 水曜日(月二回)の17時~19時
  • 開講場所 : 高度医療人育成センター2階スキルス・ラボ

平成22年度開催予定のプログラム一覧

心音から分かる心臓病
6月9日(水)
心音聴診シミュレーターの“イチロー”を使って心音について学習しました。

心音聴診シミュレーターの“イチロー”を使って心音について学習しました。
(始めに講義を行い、講義終了後に学生は自己学習をしました。)

講義内容
羽野教授(教育研究開発センター)による解説
  • 聴診器の使い方
  • 心音を聴診する上でのポイント
  • 実際にシミュレーターを使っての聴診
呼吸音から分かる肺疾患
7月7日(水)・21日(水)
呼吸音聴診シミュレーターの“Mr.Lung”を使って肺音について学習しました。

呼吸音聴診シミュレーターの“Mr.Lung”を使って肺音について学習しました。
(始めに講義を行い、講義終了後に学生は自己学習をしました。)

講義内容
羽野教授(教育研究開発センター)による解説
  • 疾患による肺音の違いなど
Mr. STANで学ぶ循環調節
10月6日(水)、20日(水)
Mr. STANで学ぶ循環調節

高機能シミュレーター“STAN”を用いて循環調節について学びました。

講義内容
羽野教授(教育研究開発センター)による解説
高機能シミュレーターをコンピューターで操作し、様々な症例について血圧と脈拍の変化を学びました。

設問
1.末梢血管抵抗が増加したら?
2.動脈が固くなったら(動脈硬化)?
3.心拍数が増加したら?
4.2000ml出血したら?
5.ノルエピネフリンを注入したら?
Mr. STANで学ぶ身体の状態変化
11月10日(水)

高機能シミュレーター“STAN”を用いて様々な症例について学びました。

講義内容
羽野教授(教育研究開発センター)による解説
高機能シミュレーターのシナリオを用いて、様々な症例における身体の状態の変化を観察し、学習しました。

使用したシナリオ
1.急性心筋梗塞(前壁、中隔梗塞)
2.急性心筋梗塞(下壁梗塞)
3.敗血症性ショックを伴う肺炎
4.重症喘息発作

学習方法:それぞれのシナリオについて患者の状態を観察し、シートに数値の変化を記入する。その後、症例について解説を受ける。

  基礎 病態 治療
HR 心拍数      
ABP 動脈圧      
CVP 中心静脈圧      
PAP 肺動脈圧      
sPO2 酸素飽和度      

和歌山県立医科大学 BLSサークル
教育研究開発センター/臨床技能研修センター