和歌山県立医科大学皮膚科
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学生・研修医の皆さんへ

まず一般論として、医者として生きていくには大きく分けて大学病院、臨床病院、そして開業の3種類しかありません。しかし、医学部新設や定員増加が日本の人口の減少と相まって医師が過剰になり、今後生き残るのが難しくなる可能性があります。そんな中、自分はこうだと視野を狭くすることなく、上記の色んな選択肢をできるだけ維持するような働きかたをしておくべきではないでしょうか?
当科は今の時代のニーズにあわせて、知識や技術を伝える教育機関、勤務環境を改善する労働組合であると同時に、多彩なロールモデルを提供できる場であると自負しています。学会出張や急病、産休の際にはお互い助け合い、大学病院、臨床病院、そして開業のどの道に進んでもお手伝いできる医局です。
2017年の新体制発足以降、病棟チーム制の導入・短時間勤務の導入・最新のデジタル機器の導入・業務連絡ツールや遠隔カンファレンスシステムの構築など様々な改革を行い、より良い働きやすい環境を常に目指しています。
このホームページをご覧になっている先生も、ぜひ一度見学に来て頂き、その環境を自分の目で確かめて頂ければ幸いです。

皮膚科学は難しくない

病気や病名が多い?

病気が多いため、興味を持てる分野や得意分野が必ず見つかります。また、「尋常性」などの漢字が難しくとっつきにくいですが、尋常性=通常の、ということなのでこれが枕詞に使われている場合は尋常ではない特殊な病型も存在するというサインになります。病名の成り立ちが分かれば、苦もなく覚えることができるでしょう。

病理が苦手?

病理は基本はパターン認識です。最初はとまどうこともあるかもしれませんが、慣れてくると異常な部分に自然に目が留まるようになります。また、診断力はセンスに左右されることもありますが、病理は勉強すればするほど力がつくので、診断力を助けてくれます。

皮膚科はマイナーでつぶしがきかない気がする?

現在、たとえば内科や外科は臓器別に細分化されていますが、皮膚科は皮膚に関することは何でも扱うことから、内科的な魅力(アレルギーや膠原病など)と外科的な魅力(腫瘍や美容)の両方を兼ね備えています。アメリカでは皮膚科(Dermatology)は最も人気の診療科(ROAD)の一つで、成績がトップクラスの学生が集まりますが、日本では労せずして誰でも皮膚科に入局することができるので、アメリカ留学の際にとても有利です。

その他
◆開業

比較的若い時期に開業することができる
初期投資不要
他の診療科(内科・外科・整形・形成・泌尿器など)との相性が良く、同時開業が可能
パート勤務しやすい

◆臨床病院

比較的若くして部長になれる
全国の臨床病院の女性部長の割合が10%以上と、女性も働きやすい

◆大学教員

熱傷や悪性腫瘍など、難しくハードな疾患も経験できる
海外留学/国内留学が可能
女性が半分以上で、非常勤医師制度が充実
全国的に、比較的女性教授・准教授・講師が多い。女性が働きやすい環境は男性も働きやすい

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入局案内

研修プログラム

2023年度 和歌山県医科大学附属病院皮膚科研修プログラム

A.専門医研修の教育ポリシー

研修を終了し所定の試験に合格した段階で,皮膚科専門医として信頼され安全で標準的な医療を国民に提供できる充分な知識と技術を獲得できることを目標とする。医師としての全般的な基本能力を基盤に,皮膚疾患の高度な専門的知識・治療技能を修得し,関連領域に関する広い視野をもって診療内容を高める。皮膚科の進歩に積極的に携わり,患者と医師との共同作業としての医療の推進に努める。医師としてまた皮膚科専門医として,医の倫理の確立に努め,医療情報の開示など社会的要望に応える。

B.プログラムの概要

本プログラムは和歌山県立医科大学医学部皮膚科を研修基幹施設として,日本赤十字社和歌山医療センター皮膚科,和歌山労災病院皮膚科,公立那賀病院皮膚科,橋本市民病院皮膚科,海南医療センター皮膚科,鹿児島医療センターを研修連携施設として,また下記に記載する国保野上厚生総合病院などを研修準連携施設とする研修施設群を統括する研修プログラムである。なお,本プログラムは各研修施設の特徴を生かした複数の研修コースを設定している。(項目Jを参照のこと)

C.研修体制

研修基幹施設:和歌山県立医科大学医学部皮膚科
研修プログラム統括責任者(指導医):神人正寿(診療科長)
専門領域:膠原病,血管腫,皮膚悪性腫瘍
指導医:山本 有紀  専門領域:皮膚外科,皮膚悪性腫瘍,癌治療学
指導医:上中智香子  専門領域:レーザー・美容皮膚科
指導医:国本 佳代  専門領域:レーザー・乾癬
指導医:稲葉  豊  専門領域:皮膚科一般
指導医:栗本 麻奈  専門領域:皮膚科一般
指導医:坂田真理子  専門領域:皮膚科一般・美容皮膚科
指導医:田中美奈子  専門領域:皮膚科一般
指導医:川口 亜美  専門領域:皮膚科一般
指導医:原  知之  専門領域:皮膚科一般

【施設特徴】
和歌山県の重症・難治性患者を一手に引き受けている。県内に小児センターや市民病院がないため,それらの機能も補っている。年間手術件数は近畿圏でトップクラスである。専門外来として,レーザー外来,美容皮膚科腫瘍外来,脱毛症外来,アレルギー外来,メディカルメイクを設けており,外来患者数は1日平均50名以上にのぼる。リウマチ膠原病センターでの診療にも積極的に参画している。これらを通じてジェネラリストかつスペシャリストとしての豊富な経験を積むことが可能。研究の面では,皮膚腫瘍,自己免疫,美容などいくつかのグループを作り,指導医との連携を強め,多様な研究結果を創出している。
(https://www.wakayama-med.ac.jp/med/hifu/index.html)

研修連携施設:日本赤十字社和歌山医療センター皮膚科
所在地:和歌山市小松原通4丁目20
プログラム連携施設担当者(指導医):辻岡 馨(部長)

研修連携施設:労働者健康安全機構 和歌山労災病院皮膚科
所在地:和歌山市木ノ本93-1
プログラム連携施設担当者(指導医):下松達哉(部長)

研修連携施設:公立那賀病院皮膚科
所在地:紀の川市打田1282
プログラム連携施設担当者(指導医):米井 希(科長)

研修連携施設:橋本市民病院皮膚科
所在地:橋本市小峰台281
プログラム連携施設担当者(指導医):服部舞子(医長)

研修連携施設:海南医療センター皮膚科
所在地:海南市日方1522-1
プログラム連携施設担当者(指導医):貴志知生(部長)

研修連携施設:鹿児島医療センター皮膚腫瘍科・皮膚科
所在地: 鹿児島県鹿児島市城山町8番1号
プログラム連携施設担当者(指導医):松下茂人(部長)

研修準連携施設:国保野上厚生総合病院内科
所在地:和歌山県海草郡紀美野町小畑198

研修準連携施設:紀美野町国民健康保険 国吉診療所内科
所在地:和歌山県海草郡紀美野町田63

研修準連携施設:紀美野町国民健康保険 長谷毛原診療所内科
所在地:和歌山県海草郡紀美野町毛原宮254-5

研修準連携施設:橋本市民病院内科
所在地:橋本市小峰台2-8-1

研修準連携施設:高野町立高野山総合診療所内科
所在地:伊都郡高野町高野山631

研修準連携施設:有田市立病院内科
所在地:有田市宮崎町6

研修準連携施設:ひだか病院内科
所在地:御坊市薗116-2

研修準連携施設:紀南病院内科
所在地:田辺市新庄町46-70

研修準連携施設:国保すさみ病院内科
所在地:西牟婁郡すさみ町周参見2380

研修準連携施設:新宮市立医療センター内科
所在地:新宮市蜂伏18-7

研修準連携施設:くしもと町立病院内科
所在地:東牟婁郡串本町サンゴ台691-7

研修準連携施設:国保北山村診療所内科
所在地:東牟婁郡北山村大字大沼312


自治医大あるいは地域枠の医師は,準連携施設での内科勤務を専門医の修練期間に最大2年間算定することができる。
研修基幹施設には,専攻医の研修を統括的に管理するための組織として以下の研修管理委員会を置く。研修管理委員会委員は研修プログラム統括責任者,プログラム連携施設担当者,指導医,他職種評価に加わる看護師等で構成される。研修管理委員会は,専攻医研修の管理統括だけでなく専攻医からの研修プログラムに関する研修評価を受け,施設や研修プログラム改善のフィードバックなどを行う。専攻医は十分なフィードバックが得られない場合には,日本専門医機構皮膚科領域研修委員会へ意見を提出できる。

研修管理委員会委員
委員長:神人 正寿(和歌山県立医科大学附属病院 皮膚科教授)
委 員:山本 有紀(和歌山県立医科大学附属病院 病院教授)
保田 裕子(和歌山県立医科大学附属病院皮膚科病棟師長)
辻岡  馨(日本赤十字社和歌山医療センター 皮膚科部長)
下松 達哉(労災病院皮膚科部長)
米井  希(公立那賀病院皮膚科科長)
服部 舞子(橋本市民病院皮膚科医長)
貴志 知生(海南医療センター皮膚科部長)
松下 茂人(鹿児島医療センター皮膚腫瘍科・皮膚科部長)

D.募集定員:9人

①通常プログラム:7名 ②連携プログラム:2名

E.研修応募者の選考方法

基本的に和歌山医大附属病院後期研修医の規定に従う。応募のため,応募申請書と履歴書と併せて提出すること。選考結果は本人あてに別途通知する。

F.研修開始の届け出

選考に合格した専攻医は,研修開始年の3月31日までにプログラム研修開始届に必要事項を記載のうえ,プログラム統括責任者の署名捺印をもらうこと。その後,同年4月30日までに皮膚科領域専門医委員会(hifu-senmon@dermatol.or.jp)に通知すること。

G.研修プログラム 問い合わせ先

和歌山県立医科大学附属病院皮膚科 神人正寿 TEL:073-441-0661 FAX:073-448-1908

H.到達研修目標

本研修プログラムには,いくつかの項目において,到達目標が設定されている。別冊の研修カリキュラムと研修の記録を参照すること。特に研修カリキュラムのp.26~27には経験目標が掲示しているので一読すること。

I.研修施設群における研修分担

それぞれの研修施設の特徴を生かした皮膚科研修を行い、研修カリキュラムに掲げられた目標に従って研修を行う。
1 和歌山県立医科大学附属病院皮膚科では医学一般の基本的知識技術を習得させた後,難治性疾患,稀な疾患などより専門性の高い疾患の診断・治療の研修を行う。さらに医師としての診療能力に加え,教育・研究などの総合力を培う。また,少なくとも1年間の研修を行う。
2 日本赤十字社和歌山医療センター,労災病院,那賀病院,橋本市民病院,海南医療センターでは,頻繁に関わる急性期疾患・慢性疾患に適切に対応できる総合的な診療能力を培い,地域医療の実践,病診連携を習得し,和歌山県立医科大学医学部皮膚科の研修を補完する。我が国で最も悪性腫瘍の取り扱い件数が多い鹿児島医療センターでは,主に皮膚悪性腫瘍に対する手術療法,がん薬物療法,化学療法,終末期医療を習得する。これらの連携研修施設のいずれかで,少なくとも一年間の研修を行う。
3 準連携施設では和歌山県立医科大学皮膚科の指導医と密に連絡を取り、診療の相談、カンファレンスへの参加を随時行う。

J.研修内容について
K.各年度の目標
L.研修実績の記録
M.研修の評価
N.研修の休止・中断,異動
O.労務条件、労働安全

→ 内容はPDFファイルでご覧ください。

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