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消化管グループ
内視鏡的消化管出血止血術
消化管出血は、程度や原因疾患によっては生命の危機に直結することもあり、的確・迅速な診断・治療が必要です。
内視鏡的止血法は機械的止血法、薬剤局所注入法、熱凝固法、薬剤散布法の4種類の方法があります。それぞれの止血法には特徴があり、各症例の臨床的局面に応じて止血法を使い分けたり併用したりします。
- 機械的止血法：クリップ法、結紮術(EVL・EBL)
- 薬剤局所注入法： 高張食塩水エピネフリン(HSE)局注法、純エタノール局注法
- 熱凝固法： アルゴンプラズマ凝固(APC)法、高周波凝固法、ヒータープローブ法、マイクロ波凝固法、レーザー照射法
- 薬剤散布法：トロンビン散布、アルギン酸ナトリウム散布
視野不良や制御不可能な大量出血などにより内視鏡的止血治療が十分に達成されなかった場合、interventional radiology (IVR）や外科的手術の適応となります。
