他施設の先生方へ

 当科は、2015年10月に開設され、和歌山県において唯一のリウマチ・膠原病診療の中心施設として、関節リウマチを中心とするリウマチ性疾患全般についての診療、および医学生、研修医に対する教育を行っています。

まず外来診療ですが、開設以来、来院患者数は2016年8月の時点で関節リウマチ患者さん194名を含め、合計570名(藤井隆夫教授、湯川尚一郎講師分のみ)と、増えております。 かかる状況で、原則として予約診療を行っておりますため、予約がなかなか取れずご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、急を要する患者さんを紹介したい、先生方から直接ご相談したい、などといった場合には直接外来までご連絡をいただければ対応いたしますので、何卒ご了承いただけましたら幸いです。

入院につきましても、2016年1月に5床からスタートし、以下のような疾患に関し診療を行っております。8月からは早速7床へと増床されましたが、それでも常に満床の状態となっており、病床稼働率は100%をこえています。 また、毎月2~3名程度の研修医を受け入れており、入院診療、症例検討会などを中心とした教育もあわせ行っております。

  • 全身性エリテマトーデスの急性期(腎障害、中枢神経障害、血液障害など)
  • 多剤抵抗性の関節リウマチ、あるいは悪性関節リウマチ
  • 初発あるいは合併症の多い強皮症
  • 多発性筋炎/皮膚筋炎の初発時あるいは症状増悪期
  • 膠原病関連間質性肺炎あるいは肺高血圧症
  • 血管炎症候群(結節性多発動脈炎、大動脈炎症候群、多発血管炎性肉芽腫症など)
  • 抗リン脂質抗体症候群の血栓症状
  • シェーグレン症候群の腺外症状
  • ベーチェット病急性期
  • 成人スティル病急性期
  • 多関節炎あるいは筋肉痛を伴う不明熱(38℃以上)
  • IgG4関連疾患の診断と治療
  • 原因不明の炎症反応高値あるいは自己免疫反応陽性など診断がつかない患者さん
  • その他、リウマチ・膠原病およびその他の自己免疫疾患が疑われ、かつ急性期と考えられる患者さん

 膠原病・リウマチ性疾患は全身の合併症を来たすため、他診療科との連携や、リハビリテーション(入院中のみ)も適宜行っております。不明熱については、紹介患者も含め数多くの患者さんを診療しておりますが、血管炎や成人スティル病のみでなく、血液疾患や感染症も念頭におき、全身的な精査による確定診断を心がけています。

 当院は特定機能病院であり、急性期の治療が中心となります。またベッド数が限られております関係上、入院に関し、患者さんやご紹介いただいた先生方にご迷惑をおかけすることもあるかもしれません。しかしながら和歌山県における中心的な大学病院として、他施設との連携をより密とし、先生方のご要望に最大限お答えできるよう努力いたしますので、今後ともご協力・ご支援宜しくお願い申し上げます。

文責 湯川 尚一郎(講師/病棟医長)

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