和歌山県立医科大学国際交流センター
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留学生の体験談

体験談

チャールズ大学短期臨床留学報告書

高橋加奈

4月8日、プラハの空港に降り立ちました。とうとうこの日がやってきた、初めての海外留学・海外臨床留学への不安とこれから過ごす想像もつかない日常への期待に胸をふくらませながら。はやる気持ちを抑えつつ、とにかく一所懸命やって何か1つでも心に残る経験を日本へ持ち帰り誰かに伝えようと自分に言い聞かせました。今思うと、1年前の私には1年後に自分が海外で実習をする姿は、到底想像できませんでした。
プラハでの報告を書く前に少し書きたいことがあるのでそちらを先に記そうと思います。そもそもこの臨床留学プログラムに挑戦してみようと思ったのはポリクリ班で一緒になった友人によるところが大きいです。それまでの私は英語とあまり縁がない人生を送っており、海外臨床実習に挑戦しようという考えすらありませんでした。もちろん英語の重要性は理解していましたし、ポリクリ中に各科の先生方から英語は大事だから勉強したほうがいいと言われていました。なので何かしら勉強したほうがいいことはよく理解していました。しかし受験英語以来 特別何もやっておらず、何をしたらいいのかわからず、ぼんやりしているうちに時間だけが過ぎていきました。また私は自分を変えることが出来ないのか。そんな時に前述の友人から英語の簡単な勉強法を教えてもらいました。これを契機に、ポリクリの隙間時間に英語の勉強をし始めました。数週間経った頃、その友人にーこう言われました。「6年の専ポリで海外で実習をすることができるプログラムがある、やってみないか。」正直に言うと、元々英語に対して苦手意識しかなく、しかも学び始めで自信は全くない、海外臨床実習は英語の得意な人が長期スパンで計画を立ててトライアルするものだと思っていました。しかし、ポリクリ生活の中でより積極的に取り組んだほうがいいしより積極的に取り組みたいと思っておりました。さらに受動的な自分を変えたいと思っていたので、結果は気にせずとにかく挑戦してみることにしました。それからは友人の支えもあり様々な壁を乗り越え、チェコのチャールズ大学への留学が決定しました。英語を勉強するきっかけ・海外臨床留学に挑戦するきっかけを作ってくれ背中を押してくれた友人には心から感謝と、ポリクリ班が一緒でよかったと心底思いました。
チェコでの臨床実習についてです。臨床実習させていただいたNemocnice Motolは小児科で有名と伺っておりましたので、3週間小児科・1週間小児外科での実習にしました。不安で一杯の実習初日、いきなり実習ができないというトラブルに見舞われました。日本ではできない経験をし、私は本当に今海外で過ごしていていることを実感しました。今までなんと恵まれた環境で過ごせていたのかを痛感させられました。同時に海外は面白いところだと思いました。トラブルは無事に解決し、翌日からはスムーズに実習することができました。どの科で実習しても共通していえることは、自分から積極的に取り組まないと何もせず何も学べず実習が終わってしまうということでした。質問があれば積極的に行い、どのような実習にしたいかどのような疾患を見たいかを主張することの大切さを知りました。チェコでの1ヶ月間の実習やその実習に行く為の準備期間を通じて、素晴らしい友人との出会い・一歩自分の知らない世界に踏み出す勇気・より積極的に貪欲に学びにいく姿勢・誰かから何かをしてもらうことを待つのではなく自分から意思を伝えることの重要性を実際に肌で学べました。個人的な意見ですが、日本で普通に過ごしていては学ぶことができなかった貴重な体験であり、これからの人生に必要不可欠な学びであったと思います。
最後になりましたが、素晴らしい機会を与えてくださった先生方、国際交流センターの林さん、現地でお世話してくださった先生・学生、チェコで苦楽を共にした2人の同輩、英語の勉強で様々な役立つアドバイスをくれた友人達、全ての方々に感謝しています。ありがとうございました。
この体験記が少しでも多くの人の役に立てば幸いです。

 

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