和歌山県立医科大学国際交流センター
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留学生の体験談

体験談

「ハワイ大学医学部Kuakini Medical Center、Tokeshi clinic留学報告書」
                                                                                             医学部6年 池田奈津子

    私は平成28年5月27日から6月28日までの約1か月間、ハワイ大学医学部の関連病院であるKuakini Medical CenterとFamily medicineで大変有名な渡慶次先生のTokeshi clinicにて臨床実習する機会を頂きました。
    私ははじめの3週間がinternal medicine、つまりクアキニ病院の内科チームの実習、最後の1週間がTokeshi clinicでの実習でした。クアキニ病院では内科が4チームに分かれており、私達のような留学生は各チームに1人ずつobserverとして割り当てられます。私のチームは 1年目のレジデント1人、2年目のレジデント1人、ハワイ大学の学生1人の計3人でした。1日のスケジュールはまず毎朝6時ごろから学生が朝のroundを行います。その後回診内容をカルテに記載し、7時頃からレジデントにプレゼンし報告します。レジデントと今後の治療方針などについて議論し、更にattendingという患者さんを担当している責任者の医師にプレゼンし報告します。最終的にattendingの許可が下りれば治療方針が決定されました。また毎朝10時頃からはICU roundがあり、内科4チームが集合してICUの患者さんについてICUの医師たちにプレゼンし、議論します。その他曜日ごとに、各科の上級医からのレクチャーや、心電図セミナー、AM reportという症例検討会、EBMという論文抄読会などもありました。ハワイ大学の学生がいると、その教育の一環として特別にレクチャーがあったり、身体所見の取り方の指導があったり、学生のPBLにも参加させてもらうことができました。午後からは病棟業務を中心に行い夕方までには先生方はみんな帰宅されていました。これに加えて、4日に1回各チームにon callの担当が回ってきます。その日はいつもの業務に加え、朝7時から翌朝の7時までに入院になった救急患者さんをそのチームが担当し入院から治療を行います。内科での実習で一番驚いたことは医師のプレゼンの回数と質の高さです。1日で同じ患者さんについて、レジデント、ICU round、attending roundと、何度も何度もプレゼンします。それによって患者さんの情報を正確に共有しより良い治療方針を決定することができていました。また、各レクチャーでも皆積極的に発言し議論しており非常に活気がありました。最後の1週間のTokeshi clinicでの実習の1日のスケジュールは、まず朝4時30頃から渡慶次先生の患者さん全員を回診しカルテを書きます。6時30分に先生と集合し、そのまま先生から様々なお話を聞かせて頂きます。朝8時から夕方16時ごろまで先生のクリニックで問診、診察等をさせてもらい、その後再び先生の患者さんを回診しました。これに加え24時間on callなので、先生の患者さんが入院になるとすぐに救急に駆けつけなければなりませんでした。とてもハードな実習ですが、先生のそばで実習できたからこそ学ぶことのできた医師としての姿勢、考え方、振る舞いはすべて私の人生の大きな財産となりました。私は渡慶次先生から学んだことを一生大切にしたいと思っています。
    留学を終えた今、これからハワイ大学への留学を志す後輩の皆さんに最も伝えたいことは英語の大切さです。私はハワイ大学の留学を志して以来、英語の塾には通っていたものの、特に英語が得意というわけではありませんでした。そのため、英語力が足りないことでハワイではたくさんの悔しい思いもしました。ぜひ、英語力を磨いて最高の留学にしてください。
     最後になりましたが、今回海外で臨床実習をするという素晴らしい機会を与えてくださった本学の先生方、Kuakini medical centerの皆様、ハワイ大学関係者の皆様、渡慶次先生、留学前からたくさんサポートしてくれた友達、留学を快く承諾し見守ってくれた家族に心から感謝を伝えたいと思います。また、今回の留学にあたりご支援くださりました奥田育英会様にも深く感謝申し上げます。

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