和歌山県立医科大学国際交流センター
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留学生の体験談

体験談

臨床留学体験記 〜University of Vermont〜
和歌山県立医科大学6年 白木麻衣子

   大学6年の選択ポリクリを利用し、バーモント大学 University of Vermontに4週間臨床留学をさせて頂きました。アメリカと日本の文化の違い、医療システムの違いを肌で感じることが出来、本当に貴重な機会となり大変感謝しております。
   配属先は、病理学の教授である木田先生のもとで4週間を過ごしました。4週間の中には、病理学のみならず、ファミリーメディスン・一般外科・泌尿器科・呼吸器内科・循環器内科も見学しました。病理学では、カンファレンス、スライド標本の作製、法医・病理解剖に参加させて頂きました。アメリカでは、病理学の中に法医学や検査部なども含まれており、病院の中でもかなり大きな部門を占めていました。また、女性医師が多いことに驚きました。法医学では、日本ではほとんど見ることのない銃損傷の講義を受けました。ファミリーメディスンでは、大学から30分ほど郊外にある病院に連れて行って頂きました。そこでは、主に外来診察を見学させて頂きました。ファミリーメディスンが実習の初日であったこともあり、とても緊張しながら見学に臨みました。まず、外来を見て感じたのは、患者さんがそれぞれの部屋で待っていて、そこに医師が訪問するというスタイルだったことです。患者さんはしんどいのだから医療者側が動くべきでしょ!という考えであり、感動しました。また、患者さん自身が飲んでいる薬剤名を把握してたり、聞きたいことをメモで持ってきている人が多かったことに驚きました。アメリカでは医療は選択制であり、自分の入っている保険によって異なるため、自分自身で決めるという姿勢があると知りました。ファミリーメディスンは対応する範囲が大きく、精神的な問題から軽度の外傷など幅広い知識が必要だと感じました。一般外科では、3Dの腹腔鏡を用いた手術を見ることが出来ました。泌尿器科と呼吸器内科でも、主に外来を見学させて頂きました。診察室での一連の流れとして、握手で始まり、医師はほとんどパソコンを触らず、患者と対面して会話をし、そこで治療に関する選択肢を提示し、疑問点はないか納得したかを確認し、握手で終わる。そして、音声で診察内容を後で登録する。という感じで、一種の商談を交わしたような雰囲気でとてもアメリカらしく印象的でした。循環器内科では、バーモント大学3年の医学生と一緒に回らせて頂きました。医学生ですでに4人の受け持ち患者さんがおり、治療計画や患者説明も研修医指導のもとほぼ1人で行っていることに驚愕しました。
    バーモントは、自然が多く、人も優しく、自分にとって大好きな場所となりました。臨床実習のきっかけを作ってくださった村垣先生、また留学を勧めてくださった前田先生、何でも相談に乗ってくださった林さんをはじめ、この機会を支えてくださった和歌山医大と奥田育英会の皆様には感謝申し上げます。最後に、この4週間お世話になり、医療のみならず様々なことを教えて頂いた木田先生には、心より深く御礼申し上げます。木田先生のNever give up !! ということばを胸にこれからも努力をしていきたいと思います。ありがとうございました。

 

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