和歌山県立医科大学国際交流センター
| ENGLISH | JAPANESE |

留学生の体験談

体験談

プラハチャールズ大学 第二医学部 Nemocnice Motol 留学報告書
吉原 知里

   私は、2013年5月に4週間、チェコ国プラハのチャールズ大学医学部のNemocnince Motolという病院で臨床実習をさせて頂きました。(Nemocnice はチェコ語で病院、Motolは地名を表します。)出発前に、外科、内科、産婦人科、小児科、のうちから実習科を選べるようになっていたので、私は小児科を4週間選択しました。
    チャールズ大学には、チェコ出身のCzech studentsの他に、世界各国から集まったForeign studentsが各学年に在籍していています。Czech studentsにはチェコ語で、Foreign studentsには英語で授業や実習が行われているので、チェコ語が分からない私はForeign studentsのグループに入れてもらい、臨床実習を行いました。
   実習内容は、普段のポリクリと似ていました。午前中は病棟や外来で身体診察をしたり、教授回診でプレゼンテーションをしたり、といったPractical Trainingを行いました。お昼からはSeminorがありました。実習中は、ドクターとのコミュニケーションや、Seminorは全て英語でされていたので、問題なくついていけました。ただ、ドクター以外のコメディカルは英語ができない方が多いため、カルテは全てチェコ語で書かれていました。教授回診でのプレゼンテーションは、そのチェコ語で書かれたカルテを見て準備をしなければいけないので、チェコ語の辞書が必須でした。患者さん(小児科だったので主にご両親)とのコミュニケーションは、基本的にチェコ語だったので、ドクターがチェコ語で聞いて、それを私たちに英語で翻訳してくれる、といったように行われました。プラハでは、英語を話せる方はたくさんいるので、患者さんの3人に1人は英語でコミュニケーションが取ることができました。
   私が最も印象に残っている実習は新生児学の実習でした。4週間のうちの1週間は、新生児学のセクションでの実習でした。NICUで2日間、健康な新生児室で2日間、新生児の身体診察をして、所見をプレゼンして、といったように指導していただきました。また、分娩で取り上げられたばかりの新生児に対する処置について、人形で練習した後、帝王切開の手術室で実際に生まれた新生児に対してさせて頂いたことは初めての経験で、心に残っています。
   病院の立地は最高です。プラハの中心地やプラハ城までバスやトラムで15分ほどでアクセスできます。私は他国から勉強に来ているドクターや教授と一緒に、美術館巡りに連れて行って頂きました。また、プラハ城、カレル橋、などの観光名所に実習が終わった後、よく訪れました。プラハは本当に歴史の深い街です。中欧の歴史を感じながら毎日を過ごすことは、もう一生涯忘れられない体験だったと思います。また、カレル橋のたもとには、チャールズ大学初代学長の神聖ローマ皇帝チャールズ4世の像があります。チャールズ大学の歴史の深さに圧倒されます。
   本実習を通して、海外の医療に触れることができ、たくさんの刺激を得ることができました。今後もさらに海外で勉強したい気持ちが強くなりました。このような機会を与えてくださった坂口先生、留学先との細かいやり取りをしてくださった国際交流センターの林さん、わたしたちとチャールズ大学をつないでくださったアラン先生に心から感謝しています。本当にありがとうございました。

copyright(c)2008 wakayama medical university, all right reserved