和歌山県立医科大学国際交流センター
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留学生の体験談

体験談

“22-line Drinopol”

和歌山県立医科大学6年 山田裕揮

 チェコ、プラハ。神聖ローマ帝国の首都として栄え、街全体が世界遺産。9世紀頃から残る中欧最古の美しい街並が並ぶ街で私はthe Charles University Motol Faculityで内科学を学ばせていただきました。私が海外留学を通して何を得たく志したのか、そして実際にどのような影響を受け、知り得たのか説明させていただきます。
◯海外留学の目的実際影響を受け得た事
大きく以下の3点から説明させていただきます。
@ 医学教育、医療からの観点
  現在私が受けている医学教育は、ヨーロッパでのものとどのような違いがあるか、また医療内容、制  度、患者との関わり方における相違点、共通点を知りたかった。
  CzechではCzechクラスとInternational(国際)クラスがあり、私は後者で英語環境の中勉強させて  いただく事が出来ました。ここではドイツ、イギリスなどヨーロッパ諸国からだけでなく、アメリカ、イン  ド、南アフリカなど世界中からの医学生がこの大学でEU医師免許を取得し働くため学んでいます。  しかし、入学者の約2割しか最終的に医師になれないこと、1学年から臨床医学に触れ、将来どんな  ことを学ぶべきかというイメージを持つ機会が多い(Nursingという時間があり看護師の仕事をまず学  ぶ、PBL形式で実際の患者さんから問題点を考え学び議論するなど)などここには紹介しきれない  多くの差異や学ぶべき点を体感出来ました。
A 文化的観点
  ヨーロッパ諸国を実際に観て聞いて感じて、その文化に触れその国の人と互いの事について直接話  し合い、自分の中での世界を少しでも広げるきっかけにしたい。
  今まで聞いたり写真で見ていたものと実際経験したり観たりするのでは全く違いました。多文化に  触れ友達と様々な意見を交わし、今までになかった考え方や経験を得る事が出来ました。自分が思  っていた以上に自分の観てきた世界は限定的でもっと広い視野をもつ意識が大切と強く感じました。
    また同時に印象強く思った事は、日本の文化の素晴らしさです。今まで当たり前と思っていた事  は当たり前ではなく誇るべき日本独自の素晴らしい文化だということをこんなに感じた事はありませ  んでした。他国の文化の素晴らしさと共に、自国への愛着心が大変育ったきっかけとなりました。
B 言語的観点
  自分なりに勉強して来た英語、医学英語はどの程度通用して、実際の必要性を感じる事で今後のモ  チベーション向上に繋げたい。
  極力医学書は英語原書で読んだり、海外の先生が来られる勉強会にも積極的に参加していた事  もあり、かなり留学中の病院内での質問やディベートのやりとりは助かりました。しかし、オンライン  英会話を少ししていたくらいだったので、イギリスからの学生などネイティブの英語は早くて大変苦  労しました。最初は当然不慣れでフラストレーションを感じましたが、後半2週間は自分の中では自  然な感じでコミュニケーションが出来、沢山の友人と楽しく過ごす事が出来ました。
◯海外留学から得た事
 今までいろいろな話を聞いたりテレビや本で見たりして知っていたつもりでも日本しか知らなかったことに気付きました。そしてその日本ですらその素晴らしさを当たり前のように思っていた点がこんなにあったのかと驚くばかりです。この経験を以てこれからも視野を広く持つために、そう考え、行動し、努力し続ける事が何より大切だと感じました。
 また世界のいろんなところを見ていろんな国の人と話して、?少しだけ自分がどこにいてどんな存在かを感じることが出来た気がします。この地球の中で知らない事が沢山沢山あって、でもその中でここ日本という場所、自分という人間がどんな存在かずっと考え続けて来たヒントを少しですが得る事が出来たと考えています。
 どんなに知識が豊富で経験があっても結局はいつまでもこれは◯◯だ!なんて断言出来るようなことはなくて、常に新しいと感じ、学び続けることがずっと大切なことなのだと痛感しました。?
 僕のこの経験は和歌山県立医科大学の留学プログラムに携わって下さる多くの先生方や県の皆さん、不安な中多くのアドバイスを下さった先輩方、遠くプラハで異国の私を温かく迎えて下さった先生、仲間の皆さん全員のお陰で得る事が出来ました。最後になりましたが、私の経験を将来に活かす事を約束し、皆様への感謝の気持ちを持ち続けたいと思います。

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