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「宿泊看護体験実習で学んだこと」

(2年生) 山門 久美

 私がこの学校に入学して始めての夏休みに、和歌山県立医科大学附属病院紀北分院で四泊五日の看護体験実習がありました。人数制限があったのですが、運良く参加することができました。四泊五日の長期実習は、病院や看護師や患者さんを遠い存在に感じていた私にとって、それらを身近に感じる良い経験となりました。素晴らしい有意義な体験であったためどんな体験をしたのかみなさんに知ってもらいたく思い、次にその一部を紹介します。
 まず始めに感じたことは、患者側から見る病院と医療者側から見る病院ではまったく印象が違うということです。特に、看護師さんはこんなに忙しく働いていたのか!!と驚きました。一人で何人もの患者さんの点滴を打って回り、ナースステーションに帰ってきたか思うとまたすぐ病室に飛び出して行き、休む暇もなく常に動き回っていました。しかし、看護師達はどんなに忙しくても、患者さんへの気遣いは決して忘れていませんでした。何気無い会話の中でも患者さんの身体の状態を常にチェックしていました。また、言葉ではなく病院のいたるところに看護師の心配りが隠されていました。それは、教えてもらわなければ気づかないような細かなことでした。実際私も気が付きませんでした。一つ例をあげると、蒲団のシーツに紐がある場合は方向を揃えてきちんとリボン結びをする、ということでした。それは、患者さんが気持ちよく病院生活を過ごせるように、とのことだそうです。
 実習終了後、毎日カンファレンスをしました。その中で一番印象に残ったことが、看護部長の“人と深い関係を作りなさい”という言葉でした。それには、自分の気持ちを隠さずにいうこと、そうでなければ相手は警戒してしまう。また、自分の気持ちを形に表さないと相手には伝わらない、と学びました。私は相手の本音を聞きたいという気持ちは強く人と深い関係を作りたいと思っていたけれど、自分をさらけ出すことが怖かったため人と深い関係を作ることを怖がっていました。しかし、自分もオープンにいかなければ相手もオープンにきてはくれません。患者さんの本音を聞き出し、本音と本音で話しが出来る看護師を目指したいと心から思います。  私はこの五日間で様々なことを学び、考えさせられました。この様な機会を設けてくださった看護部長、看護師の方々、保健看護学部の先生方に心から感謝します。