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脳神経外科

物忘れ外来始めました

和歌山県立医科大学附属病院紀北分院脳神経外科の大饗義仁です。
この度、「物忘れ外来」を始めました。物忘れ外来では、物忘れを主症状とする疾患、特に認知症の診断、治療を行います。認知症とは、記憶力や判断力が徐々に低下し、日常生活を送ることが困難となってくる病気です。専門医の診断・治療により進行を遅らせ日常生活を支障なく送れるようにするためのサポートを行います。認知症を生じる病気の中には、脳手術で治療可能なもの(正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、脳腫瘍)もあります。また、アルツハイマー型認知症であっても、進行を遅らせる薬があり、早期発見、早期治療が大切ですので、できるだけ早めの受診をおすすめします。

物忘れが気になる方や、認知症が始まったのではないかと心配な方に、物忘れが年齢による物忘れなのか、病気による物忘れなのか、またどういった病気によるものなのかを診断し、それぞれに応じた治療を行いますので、お気軽にご相談下さい。

こんな症状があればご相談下さい。

  • 何度も同じ事を言う、聞く。
  • 大切なものをなくしたり、置き忘れたりする。
  • 火の消し忘れ、ガス栓の締め忘れ。
  • 今はいつか、どこにいるのか見当がつかない。
  • 簡単な計算の間違いが多くなった。
  • 今まで好きだった物に対して興味・関心がなくなった。

物忘れ外来の流れ

問診、診察 → 神経心理学的検査(MMSEやHDS-Rなど) → 採血検査、頭部CTやMRI(必要によっては脳血流SPECT) → 診断 → 病気の説明 → 薬物治療・対応(家族への対応法や、介護との連携)

※「物忘れ外来」毎週木曜日の午前9時から午後4時20分まで
予約なしでも診察可能ですが、かなり待ち時間が予想されますので事前に電話で予約下さい。
(毎週火曜は専門外来ではありませんが、通常の脳外科外来をしていますので、木曜日が都合の悪い方は火曜でも可能です。)