カリキュラムの中で「地域医療」に目を向けさせる。
(医学部)1年生から6年生まで地域に密着した連続的カリキュラムの構築、老人福祉施設・保育所・障害者施設・地域病院での実習
学生の自主的活動を支援する。
「地域医療」に関する医学生・保健看護学生の自主カリキュラムを募集・支援
学生のボランティア活動の支援
地域医療サークル活動の支援
学生支援を行う教員の資質向上に取り組む。
FD(Faculty Development:教員の教育能力の向上と開発)、SD(Staff Development:スタッフの能力開発)の実施
学生にとって魅力的な地域医療を創出するための支援を行う。
本学における地域医療のトライアングルである、「地域医療の現場」
「生涯研修・地域医療支援センター」「地域医療学講座」間の連携を支援し、現場を体験した学生の視点、地域医療マインド育成の視点から、それぞれの機構に対しフィードバックを行う。
●老人福祉施設での実習
本学ではケアマインドを併せもった医療人の育成を効果的に進めるため、平成18年度から、これまでの医療機関だけでなく、特別養護老人ホーム等の地域福祉関係施設での体験学習を拡大実施した。この実習によって、学生は自分たちの社会的知識の不足を認識し、命や健康の持つ重みを理解し、かつコミュニケーショントレーニングを図る実践活動につなげることが可能となった。(この実習は、平成18年度に採択された特色ある大学教育支援プログラムの事業として実施されました。)
●観光医学講座ツアーでの介助体験
本学には、全国に先駆けて設立された観光医学講座があり、そこでは健康と観光を統合したツアー「ヘルス・ツーリズム」を医学部、保健看護学部、NPOの協同で実行し、効果の医学的検証を行っています。平成18年度は初年度にも関わらず、糖尿病・パーキンソン病・乳ガン・人工肛門など数疾患の患者を対象としたツアーが行われ、そこに本学学生がボランティアとしてツアーに随行し、24時間の介助体験をしました。このような介助体験は、病院ではみられない患者の生活や心に触れることができ、医療人としての資質の育成に大変役立っています。