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泌尿器科学講座

教室紹介

泌尿器科領域においては、近年前立腺癌、腎臓癌をはじめとする悪性腫瘍の著しい増加を認めており、また高齢者における前立腺肥大、神経障害等に起因する排尿障害に対する尿路管理など、泌尿器科医の果たす役割は益々大きくなってきており、21世紀を担う重要な診療科のひとつであると考えております。

当科では優れた設備と充実したスタッフのもと安全で高度な医療を地域住民の方に提供しています。泌尿器科悪性腫瘍、尿路結石、腎移植、排尿障害、女性泌尿器科などの各分野においては高い専門性を持ったスタッフが中心となって日々の診療活動に従事しています。また取得が比較的難しいとされる泌尿器科腹腔鏡技術認定医(日本泌尿器科学会、日本内視鏡外科学会、日本泌尿器内視鏡学会公認)の資格を4名の医師が有しています。

泌尿器科領域、特に悪性腫瘍領域におきましては腹腔鏡手術の進歩、普及は目覚ましく、従来の開腹手術の多くは腹腔鏡手術やロボット支援手術に変わりつつあります。腹腔鏡手術やロボット支援手術は低侵襲であることはもちろんですが、その利点である明るく拡大された手術視野を最大限にいかし、開腹手術を凌駕する手術を確立していくことが我々の目指しているところです。

また、和歌山県全域と大阪府の南部に12の関連病院があり、約30名の泌尿器科医が派遣され、大学とタイアップしながら地域医療の充実に日々努力しております。

研究概要

泌尿器科悪性腫瘍

泌尿器科は比較的高齢者を対象とするため大学病院等の施設においては悪性腫瘍の患者様が70-80%を占めます。特に近年、PSA(前立腺特異抗原)の普及に伴い前立腺癌の患者さんは急激に増加しつつあります。当科では従来の開腹前立腺全摘除術の一歩発展した術式として腹腔鏡下での前立腺全摘除術を行ってきましたが、2012年には手術支援ロボット・ダヴィンチを導入し、現在はロボット支援前立腺全摘除術を中心に行っています。本術式では拡大された3次元視野と自由度の高い鉗子の組み合わせにより、精細で巧緻な手術手技が可能となり、排尿機能や性機能の温存や根治性の向上が期待されます。また手術療法だけでなく放射線治療として高線量率小線源療法も古くから行っており症例数は全国でもトップレベルと言えます。

膀胱腫瘍に対しましては膀胱全摘出術後の尿路変向術としての新膀胱造設術の確立に取り組んでまいりました。尿路変向術は従来回腸導管術が標準術式でしたがより生理的な排尿に近い尿路変向術として新膀胱造設術が現在では最も進んだ術式として広く採用されています。

その他、腎腫瘍、腎腫瘍、尿管腫瘍、精巣腫瘍に対する最先端の医療を提供しています。

尿路結石症

尿路結石症は急激な増加傾向にあり、2005年の全国統計によると男性では7人に1人、女性では15人に1人が一生の間に一度は尿路結石を経験するとされています。当教室では長らく尿路結石症の臨床研究や基礎研究に取り組んでおり、豊富な経験をもつ専門スタッフが診療にあたっています。尿路結石症診療ガイドライン(日本泌尿器科学会・日本泌尿器内視鏡学会・日本尿路結石症学会編)に基づいた標準的治療の実践を心がけるとともに、よりよい治療法の確立をめざした取り組みも行っております。

排尿障害

排尿に関する悩みを抱える患者様は確実に増加しつつあります。癌などとは違って直接生命の危険があるわけではありませんが、排泄に関する問題は、他人が思う以上にその人のクオリティ・オブ・ライフ(QOL:生活の質)を損ないます。実際に導尿を必要とするような患者様を受け入れてくれない老人施設は少なくありません。排尿障害の患者様の診療では適切な診断と治療を行うことによりQOLの改善をめざすことが最大の目標ですが、個々の治療を行うにあたっては各々の患者様が持つ生活環境にも十分注意を払う必要があります。排尿障害をきたす代表的な4つの疾患(前立腺肥大症、神経因性膀胱、過活動型膀胱、間質性膀胱炎)に対する専門外来(排尿機能外来)をひらいています。

腎移植

慢性腎不全患者は、近年増加の一途を辿り、本邦においては、2005年度末で、約26万人が、罹患しているとされており、その大部分が、血液透析を行っております。和歌山県下においてもその大部分の方が、血液透析をおこなっているのが現状です。腎不全の治療の1つに腎移植があり、QOLの高さ、合併症の問題、医療経済の点からいっても、優れた治療であるといえます。当科では、和歌山県下の腎不全患者様の治療選択の一つとして、腎移植医療がより盛んになり、より身近な治療法となるよう努力していきたいと思います。

教室員スタッフ紹介(2015年10月現在)

役職 氏名 専門分野 学会認定
教授 原 勲 前立腺癌
泌尿器癌
日本泌尿器科学会専門医・指導医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本癌治療学会臨床試験登録医
内分泌・甲状腺外科専門医
准教授 柑本 康夫 尿路結石症
膀胱癌
日本泌尿器科学会専門医・指導医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
講師 松村 永秀 尿路上皮癌 日本泌尿器科学会専門医・指導医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
助教 射場 昭典 腎癌
膀胱癌
日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
助教 吉川 和朗 腎移植
小児泌尿器
前立腺癌
日本泌尿器科学会専門医・指導医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
学内助教 山下 真平 尿路結石症
尿路上皮癌
日本泌尿器科学会専門医
助教 小池 宏幸 腎癌
膀胱癌
 
助教
(健康管理センター)
梅本 秀俊 泌尿器科一般  
学内助教 上田 祐子 泌尿器科一般  
学内助教 樋口 雅俊 泌尿器科一般  
学内助教 宮井 晴加 泌尿器科一般  
学内助教 村岡 聡 泌尿器科一般  

関連情報

※上記のページは泌尿器科教室の責任において作成されています。