教員からのメッセージ

<和歌山県立医科大学 保健看護学部 柳川敏彦>

平成16年4月、保健看護学部が従来の看護短期大学部から改組され、4年制学部としてスタートしたのをきっかけに着任して、丸3年がたちました。18年4月には大学の法人化、そして20年4月には、保健看護学部大学院研究科さらには助産学専攻科が新たに開設されようとしています。このように大学の組織自体がめまぐるしく変貌していく中で、自分自身の足場固めをしっかりとしなくてはと思いながらも、毎日が非常に早いスピードで過ぎていき、押し流されないように踏ん張っている毎日です。

看護短大の時代には、非常勤で小児病態学を担当していましたが、保健看護学部になってから、この小児病態学が、慢性期病態学I、慢性期病態学II、先端医療、病態栄養学、慢性期看護論I、 急性期看護論I、リハビリテーション看護論、終末期看護論という形の中で展開されるようになっています。自分の中で変わってきたことは、患者個人や病気だけに焦点をあてるのではなく、家族、その周辺、さらには地域での生活に目を向ける大切さを、自分の担当講義の中で、気づくことができました。保健看護学部での3年間で、医療は、保健、教育、福祉との兼ね合いが不可欠であることを改めて学んだ次第です。

一方、大学院や助産学専攻科が開設されると、今度は深めるという方向性が求められるようになると思っていますが、私の中では、それぞれの分野で学んだことを活かしながら、ひとりの子どもにうまく集約できるようなイメージを持っているところです。多くの分野と関わる広がりと、深く学ぶという専門性を統合していくという意味で、自分の中で「子ども学」を作り上げるという「夢」を描いています。さてさて、3年後はどのような流れの中に位置しているのでしょうか。


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