教員からのメッセージ

<和歌山県立医科大学 保健看護学部 志波 充>

ホリエモンの日本放送買収劇以来、企業価値イコール株主価値(投資家価値)であるという考え方がクローズアップされましたが、一般に企業価値は、株主価値、顧客価値、社員価値の3者が一体のところにあるようで、どんな企業も社会的責任、社会的使命を帯びています。これを和歌山県立医科大学とその付属病院に当てはめて考えてみますと、株主=県民、顧客(利用者)=患者さん、社員=そこで働いている人、となるでしょう。

そこで大学・付属病院として考えなければならないのは、当然のことながら県民の人々や患者さんにとっての医療の環境をいかに整えるかであります。 和歌山県民にとって、どのような保健(疾病予防)、医療がもっともその幸せにつながるのか。世俗にまみれた経済の論理が世の中を席巻しつつありますが、時代に流されず、せめて30年、50年のスパンでみた県民にとって真にためになる保健、医療のあり方とはどのようなものか。保健看護学部よりは、この県の病気の特徴はなにか、その予防にはどうすれば良いか、この県に足りないものは他府県にくらべて何かなど、市町村の方々と一緒になって考え実践していくことが、保健看護学部の果たす役割の一つになるのではないかと考えているところです。

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