教員からのメッセージ

<和歌山県立医科大学 保健看護学部 畑野富美>

先日、卒業生2人が訪ねてきてくれました。私と彼女達は、彼女達が大学編入のために卒業と同時に他府県へと旅立って以来2年ぶりの再会でした。思いも寄らぬ訪問に驚くと同時に懐かしさが蘇ってきました。彼女達は、本学が短期大学部であった当時の卒業生で、その当時副担任として担当した学生でもあったのです。保健師国家試験を終え、この4月からそれぞれ保健師・看護師として就職が内定したことを報告に訪ねてくれたとのことでした。2年という空白期間を飛び越え、私の前に現れた彼女達はすっかり大人の女性に成長を遂げていました。その表情は、まぶしく少し自信に満ちた表情でもあり…彼女達が歩んだ2年という歳月が充実したものであったことが推測できました。

ある人が、全ての経験は『恩恵』であると述べていました。また、人とかかわり、様々なことがあり、傷つき痛い思いをする…そうする経験1つ1つがあって、人は成長し輝きはじめるのだとも…。その言葉からすると、人との出逢いも経験です。人との出逢いをはじめとする経験が研磨剤となって、人を成長へと繋げているのだと感じます。

彼女達は『ここを離れ、この学校の良さがシミジミと分かったような気がします』という言葉と、帰り際の『先生、いつでも戻ってこれる場所があるから、これから頑張れます』という言葉を残し、再び旅立って行きました。彼女達の後ろ姿を見送ったのは2度目ですが、寂しさではなく誇りすら感じました。本学が、学生に教育を通して伝えたいことがこうして受け継がれていくのだなと心がジンワリと温かくなるのを実感できた1日となりました。

  1. 卒業生の訪問
  2. 経験の意味
  3. 離れて見える良さ
  4. 誇りと希望

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